2016年12月01日

【動画】神皇正統記1/2


「神皇正統記」といえば、南朝の重臣・北畠親房が南朝正統史観を云々、と、当時はもちろん、幕末、維新、はては現代に至るまで、尊皇思想の名著とされていますし、それはそれでよいですが。
いかな名著といえど、読みもしないでありがたがっていては仕方がありません。
幕末の志士に影響を与えたといえば頼山陽なども有名ですが、彼の天皇観が、天皇に政治的「権力」を要請するものだったことにはこちらで触れました。
「神皇正統記」もまた、実際に読んでみれば、いわゆる尊皇家・愛国者・保守派の愛読書としては違和感を覚えるような記述にも、出くわさないとはかぎりません。
愛国者を自任するのなら、牽強付会の受け売りに終始することなく、その記述に率直に向き合うことは、かえって必要であるように思います。
また、そこまで大上段に構えなくとも、人づてやまた聞きではなく、本文そのものに向き合ってこそ、くりかえし新たな発見が得られるというのが、そもそも「名著」というものではないでしょうか。続きを読む
posted by 蘇芳 at 16:17| 南北朝・室町時代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする