2018年01月26日
2016年11月10日
2016年04月25日
鎌倉幕府と神道
大河ドラマなどで「南無八幡大菩薩」という台詞を聞いたことがあると思います。
「南無」というのは、つまり仏教です。
八幡太郎義家の名をあげるまでもなく、八幡神は武家の崇拝した神として有名ですが、続日本紀の昔から、仏教と縁の深い神でもあります(大仏建立にもかかわっていますし、道鏡事件の舞台も八幡宮)。
また、鎌倉時代と言えば、鎌倉仏師による彫刻をはじめとする仏教美術が花開いた時代でもありますし、こちらで映画を見た道元の曹洞宗をはじめとする新仏教が登場した時代でもあります。
元々、教義の根底に「死後の救済」を持つ仏教は、戦に明け暮れる武士の死生観と相性がいい面もあったかもしれません。
しかし、だからといって、武家政権の時代が、仏教一色の時代だったのかというと、決してそんなことはないようです。続きを読む