2018年01月18日
2017年11月23日
2017年10月26日
大祓か新嘗か
パワースポットブームだか何だかに伴って、しばらく前から「古神道」なる定義曖昧なふわっとした言葉で信者をアレコレしようという山師が湧いているような気がして気持ち悪い。
そもそも「古」神道といったところで、古いの新しいのというのは相対的な概念であって、どこに起点を置くかによって話は違ってくる。神道の歴史においてもいくつかの画期はあるだろうが、その画期のそれぞれから見れば、新しいものも古臭くなる道理だ。たとえばこちらで触れた渡会神道などは「ぼくのかんがえたさいきょうのかみさま」を作りだした当代の新興宗教のようなものだろうが、現代から見れば十分に古臭いことになる。
さらにはこちらで吉田神道と伊勢神道について書いたように、それぞれの神道が不倶戴天の敵という事例もあり、ふわっとしたイメージで十把ひとからげにされては当人たちが迷惑だろう。山師は知ったことではないのだろうが。続きを読む