2016年02月23日

【動画】二代天皇 綏靖天皇


第二代綏靖天皇は、初代神武天皇の第三皇子であらせられました。
こちらでふれた末子相続の典型かもしれません。続きを読む
posted by 蘇芳 at 15:48| 「日本書紀」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月12日

2016年02月11日

【動画】神武天皇のお話1


ギリシア神話には、山頂の高いところに天の神(ゼウス)が、地の底に冥界の神(ハデス)が、海には海洋神(ポセイドン)がいます。この構造自体は、一見すると、記紀の世界によく似ているように見えます。
しかし、ギリシア神話において、三柱の神々が最初から兄弟=血縁関係を持つのに対して、記紀の物語においては必ずしもそうではないようです。
伊邪那美命がお隠れになったとき、黄泉の国にはすでに「王」がいました。天照大御神がお生まれになる以前のことです。その後、素戔嗚尊が根の国の王として登場するのは、出雲神話の時代になってからです。
残る海洋神についても、神産みの段で伊弉諾尊によって大綿津見神が生まれていますので、三貴子とも兄弟姉妹関係と言って言えないことはありませんが、物語的な展開から言えば、先行する血縁関係よりはむしろ、海幸彦山幸彦の段において改めて結ばれる「姻戚関係」こそが印象に残るように思います。
固定的なギリシア神話とは違って、記紀において、天や地や海の神々の世界は、関係を変化、発展させていっているように見えるのです。
そして、その変化・発展の末に産み出されたのが、神武天皇であり、ひいては「日本」だったのではないでしょうか。続きを読む
posted by 蘇芳 at 02:34| 「日本書紀」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月22日

思想書としての「日本書紀」

 

愛国者を自認する人たちのあいだで「古事記」はあいかわらず人気があるようです。
それはそれで素晴らしいことです。
しかし、だからといって「日本書紀」を軽視することがあってはならないでしょう。

本居宣長によって「古事記」こそが日本第一等の古典とされたといっても、単にそれ以前の人々に見る目がなかっただけだと切って捨てるわけにもいきません。
宣長によって「解読」されるまで、「古事記」はほとんど読むことさえできない時代が長く続いたのですから、それ以前の日本の歴史は「日本書紀」こそ第一等の歴史書・思想書と信じ、受容してきた人たちによって作られてきたはずです。
社会、政治、思想、歴史への現実的な影響力という点において、「日本書紀」の重要性を忘れることはできません。

「日本書紀」に描かれた時代、
「日本書紀」が読まれた時代、
現代の私たちから見れば、その両方が、大切な日本の「歴史」であるはずではないでしょうか。続きを読む
ラベル:日本書紀
posted by 蘇芳 at 02:08| 「日本書紀」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする