2021年08月29日

【読書】西尾幹二 × 柏原竜一 × 福井雄三 × 福地惇「自ら歴史を貶める日本人」(徳間ポケット)

姉妹ブログからコピペ。



いうちに再刊されると小耳にはさんだので……
とりあえずその前に旧版のレビューでもチェックしておこうかと。


自ら歴史を貶める日本人 (徳間ポケット) 新書 – 2012/12/20

『それでも日本人は戦争を選んだ』や最近の『戦後史の正体』のベストセラー化に続いて、尖閣・竹島の領有権問題が起こることで、近現代史見直しの機運が急速な高まりをみせている。
これまでのいわゆる自虐史観は「歴史教科書をつくる会」の運動などで是正が進んできたが、なお謬論が多く人口に膾炙しているのが現状である。本書では西尾氏を中心として歴史研究の専門家たちが、いまだに世にはびこるトンデモ史観を徹底批判する。
内容(「BOOK」データベースより)
日本人の歴史観は、GHQの占領政策と中国のプロパガンダによって、大きく歪められてしまった。先の大戦は日本の防衛戦争であったのに、侵略戦争とされて、日本悪玉・連合国善玉という善悪二元論で歴史が語られ続けている。従軍慰安婦問題や南京事件が何度も蒸し返されるのは、宣伝戦に日本が負けていることに加えて、捏造された歴史に日本人自身が騙されているからにほかならない。世にはびこる謬論を徹底批判する。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
西尾/幹二
1935年、東京生まれ。東京大学文学部独文科卒。同大学大学院文学修士。文学博士。電気通信大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社 ‏ : ‎ 徳間書店 (2012/12/20)
発売日 ‏ : ‎ 2012/12/20
言語 ‏ : ‎ 日本語
新書 ‏ : ‎ 334ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4198635293
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4198635299


耳にはさんだところでは「対談本」らしいですが、西尾氏以外の略歴が載っていないのはアレですな。
うち一人は先日こちらをチェックしたばかりの福井氏(https://amzn.to/3jbstTb)ですが、残る二人のうち、福地氏(https://amzn.to/3sFEUdi)は失礼ながらよく知りませんが歴史系の人? 柏原氏https://amzn.to/2UN7vkq)はインテリジェンス関係の著書多数。当ブログでもわりと何度か動画など拝見したことがあり、本書再刊の話もそちらで知ったのでした。


「外交史」の観点から歴史捏造を斬る?
その結果(?)、この10年で、どうなったか。多少はマシになったのか、相変わらず真実は嘘捏造に負けっぱなしなのか? 10年経って本書が再刊される意味は?(今なお「需要がある」というべきか、いまだこの本を必要とする状況が「変わっていない」というべきか?)
読んで確かめてみるのも一興でしょうか。


スタマーレビュー
5つ星のうち4.9
18 件のグローバル評価
星5つ…92%
星4つ…8%
それ以下は0%


好評。圧倒的。
今のところ(それはつまり「9年、ほぼ10年のあいだずっと」ということですが)高評価しかありません。
「投票」のみは比較的少なく、「レビュー」も10件以上あるようで……
力作長編も多いですし、わりと参考にしやすそうかもしれません?
「単なる左翼史観の批判本を超えた、世界史のスタンダードを説く本。」とのレビュー:Amazon
「「昭和史」の無理をあばく、爽快なふみ」とのレビュー:Amazon
「とにかく加藤氏や半藤氏の本を読んで毒されてしまった人には、是非解毒剤として本書を読んでほしい」とのレビュー:Amazon
「少なくとも俺にとっては、一般にはびこっている気持ちの悪い歴史観を一掃してくれた名著である。」とのレビュー:Amazon
「世界史の中の日本史、その「常識」を問い直す」とのレビュー:Amazon
「私が常々感じていること」とのレビュー:Amazon
「自ら歴史を貶める日本人の「良いお手本」」とのレビュー:Amazon
などなど、まずは目を通してみていただければ…と。
1件だけ減点ポイントがありますが、
「加藤陽子、半藤一利、北岡伸一各氏の著書を俎上に載せ、話を進めることに由来する読みにくさだ」とのレビュー:Amazon
まあ、程度問題でしょう。


ビューにもあるように、加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』・半藤一利『昭和史』・北岡伸一『日中歴史共同研究』を徹底批判した本のようですが。
半藤一利はわりと最近亡くなったので、追討追悼ビジネスでまた本が売れた気がしないでもなく、何というか許し難いですが……
今あらためて本書が復刊される予定であるというのは、そう思えば時宜を得たことではあるのでしょうか。まだこの「解毒剤」が必要なほどに毒されているのかと思えば、賽の河原のナントカレベルの徒労感を感じないでもないですが……
中韓の学者や識者と議論するときによくあることだが、反論されると怒って怒りまくる輩がいる。これはいつもの手である。また、途方もないことを主張して、絶対に譲らないという論者も現れる。これもいつもの手なのである。
北岡がまとめ役の一人となったこの研究では、「辛亥革命と五・四運動の影響で日本でも大正デモクラシーが起きた」と主張した中国人がいたそうである。日本側が唖然としたり、毒気を抜かれたりすれば、それは彼らの思うつぼである。日本側は、比較的穏やかな、まだまだまともと言える見解の学者に近づき、まとめようとする。このとき、日本側の妥協は、まだ僅かである。しかし、まともと見えた中国人学者を頼りに「報告書をまとめる」ことが決定されてしまえば、最終稿が完成するまでに、果てしもないハードルの上げ下げが続く。この戦いは通常日本側の一方的な妥協で終わらざるを得ない。相手は始めから譲る気などなかったからである。西尾が意外感を持って指摘する、篤実で実証的な研究で知られた一部の日本人学者の無残な敗北はその結果に他ならない。
多分、日本人の人間的魅力の一つなのだろうが、日本人は他国の悪意に無頓着すぎる。
という、この「悪意」が現在進行形でありつづけている以上、「唖然としたり、毒気を抜かれたり」まして「妥協」などしている場合ではないでしょう。
敵が仕掛けてきているのは「戦争」なのです。当然、「武器」の一つも手にしなければなりません。
本書は、まさにその「武器」になりうる一冊……でしょうか?
なお、この本で展開された四人の論者の近現代史についてのそれぞれの立場からの立論は、熟読吟味に耐える知的魅力に満ちたものである。文部省教科書調査官時代、日教組と外務省チャイナスクールに射された経験を持つ福地惇氏の近現代史への深い洞察。インテリジェンスに詳しい柏原竜一氏の視点。魅力的な書物である。
リンクを貼ったものよりは短いものが多いですが、レビューは他にもまだいくつかありますし、まずはじっくりチェックしてみていただければ、と。


ちろん、楽天にも出品は……えーと💧
まあ、古書の在庫はいつ復活するかわかりませんから、
「自ら歴史を貶める日本人」の検索結果:楽天
など、チェックしてみるのもよいでしょう。
ブックス&ブクログ合わせれば、レビューも3件ほどはあるようですしね。
もちろん、マケプレで買ってもいいですし、柏原氏によれば再刊予定とのことですから、それを待つのもよいでしょう(企画倒れに終わらないことを願うばかり)
いろいろ含めて、検討してみていただければ、と。

健闘を祈ります。


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「自ら歴史を貶める日本人」の検索結果:楽天


 

posted by 蘇芳 at 14:41|  L WGIP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする