2021年07月14日

【動画】源氏物語文学セミナー十三帖 明石


アタミの美術館の動画シリーズ?
源氏物語文学セミナーから。


動画概要:
2017/01/01
「源氏物語」は、平安時代、紫式部の著した54帖からなる日本最古の長編小説です。主人公の光源氏を中心に、帝(みかど)四代70年間の出来事が描かれ、500名近くの登場人物と、800首余りの和歌で彩られた王朝の美を今に伝える作品です。心理描写の巧みさ、筋立ての巧緻、あるいはその文章の美しさと美意識の豊かさなどから、しばしば「古典の中の古典」と称賛され、日本文学史上最高の傑作とされています。

「源氏物語文学セミナーYoutube版」では、毎月一帖ずつ、親しみやすさに配慮して解説しています。
いにしえの王朝の美を、どうぞお楽しみください。

住吉神は「源氏」はもちろん、「伊勢物語」にも登場していたりします。
時の天皇が住吉に行幸あそばし、帝(または業平というか昔男)が歌を詠んだところ、住吉の神が出現して返歌を詠んだという、それだけの短い章段ですが。
それだけ、住吉信仰というのは、当時、盛んだったのかもしれませんし、あからさまに「伊勢」を意識した「源氏」に住吉が登場するのは必然だったのかもしれません?

それはそれとして。

桐壺院のえこひいきも目に余ります。
源氏というのは朱雀帝のヨメ(朧月夜)を寝取った自業自得で須磨退去したわけですが。
同時に、当の桐壺院のヨメ(藤壺宮)も寝取っているわけです。
姦通被害者の桐壺院が、同じ被害者の朱雀院を責め、加害者源氏をえこひいきしてやまないというのですから、グロテスクです。
生前ならまだしも、死後にまで、というのですからなおさらです。

「源氏」を”ピカレスク”として読むならこういう展開もありといえばありかもしれませんが。
源氏の醜悪さをただ一切ひたすら無視するだけの読みかたには、(平安時代の目線で云々のエクスキューズを濫用するにしても)、いいかげん辟易せざるをえません。

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posted by 蘇芳 at 14:11|  L 「源氏物語」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする