2021年03月27日

【動画】織田×田上 国を守る為には法律を変えるしかない!?【CGS ケミストリー第19回 織田邦男 田上嘉一】


ChGrandStrategy から。


動画概要:
2021/02/20
CGSのゲストを集結させることによって「化学反応」を巻き起こしたい!そんな番組「ケミストリー」。
今回は「日本の安全保障」でおなじみ織田邦男先生と
今年の1月末に初登場してくださった弁護士の田上嘉一先生にお越しいただきまして、ケミストリーを起こしていきます。
「シベリアンコントロール」「尖閣諸島」について今の日本の法律では解決できない問題点、日本の国防の不可解な点など、国家防衛について意見を交わします。

元陸自の佐藤正久氏はこちらなど領域警備法に積極的、
元空自の織田邦男氏はご覧の通り、警察権に縛られた現行法制に批判的、
元海自の伊藤俊幸氏は、こちらこちらなど、わりと現行法でやれという立場?

退官後の個人の意見ですから、別に必ずしも経歴によるものでもないかもしれませんが、違いがあるのは面白いといえば面白いです?

こちらでも書きましたが、キーワードはやはり「警察」ですかね。。

ちなみに、動画で言われている内務官僚主導の警察予備隊創設の経緯は、陸自に特に顕著だったと小耳にはさみます(https://amzn.to/3crSdHS)。
その陸自で、しかもイラク派兵の実務経験のある佐藤氏が「警察権」の詭弁のせいで苦労させられてきたことは、想像に難くありませんが。
一方、海上自衛隊の創設には、(内務官僚よりもむしろ)旧海軍軍人と米海軍軍人(有名なのはアーレイバークとかか?)などが大きくかかわっていると聞きます(こちらで見たように海上保安庁から、安全保障関係の機能が独立した、という性格もあるのだとすれば、なおさら、「警察権」とは「別」という意識が強くなってもおかしくない気はしないでもありません?)

「自衛隊史 https://amzn.to/3crSdHS」によれば、さらにそうした創設の経緯の違いは、陸海の戦略思想そのものにも違いをもたらしているとか?
専守防衛≒本土決戦、というのは、海軍が負けて、敵が上陸してくることを前提にしている時点で、つまり陸軍単独の決戦思想ですが、少なくともその目的は日本本土の「防衛」ではあるでしょう。
一方、創設の当初から米海軍との関係が深かった海自の役割は、冷戦下における米海軍の補完であって、端的に言えば敵艦艇(当時はソ連)が太平洋に進出することを阻止すること≒哨戒&海峡封鎖を身上としてきた。それは日本防衛の目的と結果的に一致するかもしれないが、あくまで米国の世界戦略に沿うものであって、直接的に敵艦隊の日本本土への接近や上陸を阻止するような思想も機能も能力も有していない、とか何とか。。

当方がボーっとしていたのか、記述自体が薄かったのか、空自については「自衛隊史 https://amzn.to/3crSdHS」ではあまり印象に残っていませんが……
毎日のようにスクランブルを経験し、日本防衛の最前線に日常的かつ直接的に立たされている(≒海自にとっての海保に相当する組織が存在しない)空自であってみれば、現行法制に対しても、また違った肌感覚にもとづく危機感を持っていてもおかしくないようには思いました。

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国民を守れない日本の法律――感染症、自然災害、ミサイル、侵略行為
ここまでできる自衛隊 国際法・憲法・自衛隊法ではこうなっている
自衛隊史: 防衛政策の七〇年
自衛隊の誕生―日本の再軍備とアメリカ
新版-防衛の務め-自衛隊の精神的拠点
posted by 蘇芳 at 15:26| 自衛隊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする