2021年02月13日

平間洋一「日露戦争が変えた世界史―「サムライ」日本の一世紀」

コピペばっかでいいのかという気もしますが。
平間先生の本くらいはコッチのブログでこそチェックしておきたい。
ので、姉妹ブログから(一部修正しつつ)コピペ。



2020年3月、惜しまれつつ他界された平間洋一先生の名著。
Wikipedia:平間洋一


日露戦争が変えた世界史―「サムライ」日本の一世紀
内容(「BOOK」データベースより)
新たに発掘されたロシア側の史料『千九百四、五年露日海戦史』により初めて明らかにされた事実を取り入れて大幅に改稿した決定版!地球儀的視点で日露戦争とその後の100年を描く。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
平間/洋一
横須賀市出身。1933年生まれ、防衛大学校卒(1期)。元海上自衛官、1988年に定年(海将補)。防衛大学校教授(1999年まで)、常磐大学・筑波大学講師(2003年まで)。法学博士(慶応義塾大学、1997年)。軍事史学会理事、太平洋学会理事、全国日本学士会理事、岡崎研究所理事、呉市立海事博物館資料収集委員、横須賀市史編纂委員(「軍事編」委員長)などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
単行本: 304ページ
出版社: 芙蓉書房出版; 改訂新版 (2005/01)
言語: 日本語
ISBN-10: 4829503548
ISBN-13: 978-4829503546
発売日: 2005/01
梱包サイズ: 20.8 x 14.8 x 2 cm

品説明にあるように「大幅に改稿した決定版」。
なので、旧版https://amzn.to/2W8IjRXもあるといえばありますし、古書価的にはそちらがお得に見える場合もあるかもしれませんが、内容面から言えば、新版を買っておいてほうが「お得」だと思います。


スタマーレビュー
5つ星のうち4.5
評価の数 4
星5つ…50%
星4つ…50%
それ以下は0%
4件といいつつ、うち2件はまったく同じレビューが重複しているようですが……BDとDVDとかバリエーションのある商品の場合、レビューを共有表示することもあるAmazon。たまにこういうこともありますね。
この場合は、旧版と新版があるので、レビュアーがその両方に同じレビューを投稿したとか、そんな話かしら? 
何にせよ、実質的には3件。
件数は少ないですが……
いずれにせよ、大好評には違いありません。
低評価皆無。高評価のみですね。


然ですが、
「世界史が白人にとってのみの歴史から真の意味での世界史となる始まりの瞬間」とのレビュー:Amazon
「日露戦争における日本の勝利の意味を100年のスパンで論じた労作。そのなかで100年後の意外な「勝者」が浮かび上がる…。」とのレビュー:Amazon
「本書は、戦前の日本をほぼ全否定した、いわゆる「東京裁判史観」や「自虐史観」を粉砕する」とのレビュー:Amazon
など、大好評。
Amazonの書籍ジャンルらしく、しっかり読み込んだらしい内容になっています。
特に、
最近は知りませんが私の学生時代は日露戦争とは、日清・日露・太平洋戦争と
ただ日本が領土的野心から起こした自己中心的な愚行の一連の流れとして
教えられてきました。

自国の植民地化を防ぐ為の防衛行為さえも自己中心的だとすればそんな見方も
あるかも知れませんが世界史において日露戦争はその何十倍も重要な意味を
持っている事を本書は教えてくれます。

アジア諸国の独立時の指導者の多くが少年・青年期にこのニュースに強い衝撃を
与えられ、次は自分達の番だと決意した事。
初めて自分の思い通りにならない有色人種国家を前に欧米の大国がとった行動。
その結果としての第二次世界大戦、そして戦後のアジア諸国の独立。

本書では日露戦争を当時の時代背景、戦史、日本史、世界史と多方面から捉える
事により日本と世界の関わりを解説しています。

この戦争が良くも悪くも日本を、そして世界を大きく変えていった事がよく分かります。
などは、本書の性格をわりと的確にまとめてくれているのではないでしょうか。


にもつかない反日自虐史観の捏造は論外としても。日露戦争といえば、右側の史観でも、乃木大将や東郷元帥、広瀬中尉や橘中尉といった軍神たちの勲功や、桂太郎・伊藤博文・小村寿太郎等々政治家たちの苦心など、ともすれば、日本側のがんばりにのみ注目し、「日本史」のみで完結する、小粒な語り口に陥りがちな気もしないでもありません。
しかし、最近になってようやく思い出す人も増えてきたように、日露戦争の勝利が、アジアの諸民族に希望を与えたという面は否定できませんし。その結果、自動的に、対する白人側には、巨大な衝撃を与え、それが日本に対するさまざまな疑惑・警戒・危機感・野心などなどの情動をも呼び覚ましていったことは、本来、もっと注目されてもよいはずでしょう。


るいは、衝撃などという心理的な物言いが気に入らないというなら、外的な事象の展開だけに注目してみても、日露戦争の結果、四国協商が成立し、その同盟関係がドイツの軍事行動に対する玉突き的な参戦の拡大を要請して第一次大戦が発生、その大戦の帰趨はやがてロシア革命≒ソ連邦という20世紀の悪夢の誕生へもつながっていくわけで……それが単なる「日本史」ではなく「世界史」として把握されるべき巨大な事象であることは、明らかというものではないでしょうか。
また、そうして世界を幻惑した共産主義というカルトが、二度目の世界大戦においても恐るべき役割を果たしたことは、ヴェノナ文書解禁後の現在、あらためて言うまでもないでしょう(※江崎道朗の一連の著作など参照)。
こうした一連の事象の「起点」として、日露戦争(というより、むしろ日露戦争における日本の「勝利」)をとらえなおすことは、妥当であり、必要なことであるに違いない、と……人並みの読解力・理解力さえあれば、本書を読んで、理解することは難しくないように思います。


しも日露戦争で日本が敗北していれば、「やはり白人サマには勝てない」という神話の命脈は保たれ、世界は本質的には大して変わらなかったかもしれません。
しかし、日本は勝った。
乃木大将や東郷元帥、広瀬中尉や橘中尉といった軍神たちの勲功や、桂太郎・伊藤博文・小村寿太郎等々政治家たちの苦心の結果は、単に日本一国の命運のみならず、「世界」の命運をも左右したのだと……日本人こそがもっと自覚すべきであり、そして、日本人こそが誰よりもわかっていないのかもしれません。。


者の平間先生は、本書の序章、末尾に、
本書は、一世紀という長い視点と、地球儀的世界観で日露戦争が世界の歴史に与えた影響を視直したものである。本書が日本の歴史、日本の国柄を考える上に一石を投じることができるならば幸いである。
と記しています。
お気づきでしょうか?
政権末期には「デフレ脱却」や「日本を取り戻す」など他のスローガンとともに、めっきりまったく全然、一言も口にしやがらなくなりましたが、かつてはどこかの某安倍総理も、平間先生と同じ「地球儀」という言葉で以て、自身の外交を語っていたことがあったかと思います。
外務省:https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/bluebook/2016/pdf/pdfs/2_1.pdf
もしかすると、安倍総理、あるいは、本書を読んででもいたのでしょうか?
もちろん、単語ひとつでは何の根拠にもなりませんし、そもそも、実際の行動からは、いろいろその言葉を裏切った面もあったような気もしないでもないですが……
いずれにせよ、本当の意味での「地球儀的世界観」とはどのようなものなのか、正座して本書を読んで、二度でも三度でも、勉強しやがれ、と、思うのは私だけでしょうか?
日本を滅ぼしたくない日本人なら、誰もが読んでおくべき、お薦めの一冊かと思います。


むべきほどのレビューもありませんが、楽天ブックスには、商品紹介に目次(大見出しだけですが)なども引用されているようですから、

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
新たに発掘されたロシア側の史料『千九百四、五年露日海戦史』により初めて明らかにされた事実を取り入れて大幅に改稿した決定版!地球儀的視点で日露戦争とその後の100年を描く。

【目次】(「BOOK」データベースより)
序章 日露戦争の世界史的意義と各章の概要/第1章 日露戦争の概要-黄色人種が白色人種に勝利した戦争/第2章 日露戦争がヨーロッパ諸国に与えた影響/第3章 日露戦争がアジア諸国に与えた影響/第4章 日露戦争がアラブ社会に与えた影響/第5章 日露戦争と米国のネーバリズムと黄禍論/第6章 太平洋戦争への道-中国とソ連と米国/第7章 太平洋戦争と日本の民族独立運動支援/第8章 日露戦争百年の回顧-日本が世界史に刻んだ一世紀

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
平間洋一(ヒラマヨウイチ)
横須賀市出身。1933年生まれ、防衛大学校卒(1期)。元海上自衛官、1988年に定年(海将補)。防衛大学校教授(1999年まで)、常磐大学・筑波大学講師(2003年まで)。法学博士(慶応義塾大学、1997年)。軍事史学会理事、太平洋学会理事、全国日本学士会理事、岡崎研究所理事、呉市立海事博物館資料収集委員、横須賀市史編纂委員(「軍事編」委員長)などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
など、何でしたらチェックしておいてもよいかもしれません?
じっくり検討してみていただければ、と。。

健闘を祈ります。




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旧版→https://amzn.to/2W8IjRX
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posted by 蘇芳 at 01:58|  L 日露戦争 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする