2021年02月06日

ヤクブ・グリギエル × A・ウェス・ミッチェル「不穏なフロンティアの大戦略-辺境をめぐる攻防と地政学的考察」

姉妹ブログからコピペ。



ちらでグレーゾーンやサラミ戦術について書いた本は他にもあるかも云々と書いておきましたが、本書もその一冊かしら。
訳者の一人が当ブログでも何度か取り上げている奥山真司氏のようなので……
レビューで訳文に難アリと言われていた昨日の本が不安なら、代わりに……なると断言もできませんが、とりあえず先に本書など読んでみる……なんてのも、もしかして、ありでしょうか??


不穏なフロンティアの大戦略-辺境をめぐる攻防と地政学的考察 (単行本) (日本語) 単行本 – 2019/7/6

アメリカ同盟システムは存続できるのか?辺境地域における中国、ロシア、イランの「探り(プロービング)」を阻止できないアメリカ同盟システムの弱体化を指摘、地政学の観点から日本をはじめとするフロンティア地域の同盟国との連携強化を提言
著者について
ヤクブ・グリギエル
1972年生まれ。ジョンズ・ホプキンス大学・ポール・H・ニッツェ国際研究学院・ジョージ・H・W・ブッシュ客員教授。本書をはじめ地政学の観点から現代戦略論を説いたものが多く、主な著書に2006年に刊行された『大国と地政学的変化』がある。アメリカの外交・安全保障分野の専門誌The National InterestやThe American Interestに掲載の論文多数。

A・ウェス・ミッチェル
1977年生まれ。欧州政策分析センター(CEPA)の創設者・所長。欧州の外交・安全保障問題を専門とし、The National InterestやThe American Interestにグリギエル教授との共同論文を多く寄稿している。主な論文に「限定戦争の復活?」など。

奥山真司
1972年生まれ。カナダのブリティッシュ・コロンビア大学卒業後、英国レディング大学大学院で博士号(Ph.D)を取得。戦略学博士。国際地政学研究所上席研究員、青山学院大学非常勤講師。著書は『地政学:アメリカの世界戦略地図』(五月書房)のほか、訳書に『平和の地政学:アメリカ世界戦略の原点』(N. スパイクマン著、芙蓉書房出版)、『戦略論の原点』(J. C. ワイリー著、芙蓉書房出版)、『米国世界戦略の核心:世界は「アメリカ・パワー」を制御できるか?』(S. ウォルト著、五月書房)、『なぜリーダーはウソをつくのか:国際政治で使われる5つの「戦略的なウソ」』(J. ミアシャイマー著、五月書房)、『自滅する中国:なぜ世界帝国になれないのか』(E. ルトワック著、芙蓉書房出版)、『南シナ海:中国海洋覇権の野望』(R. カプラン著、講談社)、『大国政治の悲劇:米中は必ず衝突する! 』(J. ミアシャイマー著、五月書房)、共訳に『現代の軍事戦略入門:陸海空からサイバー、核、宇宙まで』(E. スローン、芙蓉書房出版)などがある。

川村幸城
慶應義塾大学卒業後、1995年陸上自衛隊に入隊。2005年第49期指揮幕僚課程修了後、北部方面総監部防衛部(2005~2007年)、陸上幕僚監部防衛部(2007~2012年)を経て、防衛大学校総合安全保障研究科後期課程にて博士号を取得(安全保障学)。2015年より2017年3月まで防衛省防衛研究所理論研究部社会・経済研究室に所属。現在、沖縄地方協力本部募集課長。訳書『防衛の経済学』(日本評論社・共訳)のほか、主な論文に「国家安全保障機構における情報フローの組織論的分析」がある。
出版社 : 中央公論新社 (2019/7/6)
発売日 : 2019/7/6
言語 : 日本語
単行本 : 288ページ
ISBN-10 : 4120052141
ISBN-13 : 978-4120052149


スタマーレビュー
5つ星のうち4.4
9 件のグローバル評価
星5つ…58%
星4つ…27%
星3つ…16%
それ以下は0%
大好評。低評価皆無。
☆3が1件あるようですが、今のところ「投票」のみで「レビュー」は無し。
事実上、高評価しかないと言ってもよさそうです。


然ですが、
「アメリカ目線という、筆者の立ち位置がはっきりしていて、読んでいて清々しい感じがしました。論理が明快だと思います。」とのレビュー:Amazon
「文章も堅苦しくなく読みやすいです。専門知識が無いからと気後れする必要はありません」とのレビュー:Amazon
「平和ボケと言われない為に、しっかり読んで現実の国際政治を理解するべき。」とのレビュー:Amazon
「同盟の利益(米国が日米安保(軍事同盟)をどう活用するか)」とのレビュー:Amazon
などなど、大好評。
中にはかなりしっかりした長文で本書の内容を要約紹介してくれているレビュアーもいるようで……
●プロービング=探り=サラミ戦術:辺境で、ギリギリの限界線を探りつつ、低強度かつ低リスクでチャンスを試験的行動うかがう、一連の行動とセットで、相手につけ込む行動。
●その目的は、標的とされた覇権国の決意(信頼性)を推し量ることと既存の勢力地図変更に置かれる。∴こちらは断固たる決意を見せるべし!効果的な抵抗を受けるとプロービングしている国は、相手国の権益を認め、結果としてフロンティア地域が以前よりも安定する方向で収束する(ex.冷戦時期なら1948年のベルリン危機)
(米国の)ライバル国は、ユーラシア大陸に存する3つの大国、ロシア、中国、イラン。ライバル国はプロービング=探り=サラミ戦術で現状変更をうかがう、辺境への低強度な偵察行動。中国の行動をぴたりと表現している。
米国の同盟国が狙われる。中欧、東欧やアジア地域、中東地域である。サラミ戦術にさらされている台湾、フィリピン、インド。我が国も尖閣列島、沖縄列島でさらされつつある、断固たる決意を見せなければ、プロービングしている彼我の国は北東アジア、南アジア、西アジアの現状を変更したうえで、図図しくも安定させる方向で収束させる
など、やはり、まさしく、最初に書いた「サラミ戦術」についても、書いてあるようです?
さらにその現状分析だけではなく、「日米豪インドとともに自由民主主義を守るために闘う」という対抗策の提言などもあるのでしょうか?
実は、中国などの現状変更国は戦争を回避したい。覇権国アメリカに軍事的に負けるからです。だから、やり過ぎないように慎重になる。やりすぎると反動を産み、対抗されたり、内部クーデターのリスクがある。Fog of Peace平和の霧に見舞われている、緊迫した平和の時代が覆っています・米国の核心的な利益はNATO同盟国+日本+米国本土であると。同盟の利益が結論される
昨日の本の「代わり」になるかどうかはさておき、かなり近い関心領域にある本であることは確からしいかもしれません? 


た、そもそも「日本目線」で発想することさえできない人が多い気がしないでもない平和(ボケ)国家、ニッポン。本書は明快な「アメリカ目線」で書かれているという、そのこと自体に、触れてみる価値があるかもしれませんし(国益とは何ぞや、国益を追究するとはどういうことか)……
●抑止は強制より簡単!
などは、軍事オンチ(それ以前のアレルギー?)な日本人が肝に銘じておくべき内容かもしれません?
こうなってくると、昨日の本の、「代わり」とかナントカではなく、本書自体、そのものとして、読んでみる価値は大いにありそうかもしれませんね。。
しかも、内容はもちろん、訳文についても、
文章も堅苦しくなく読みやすいです。専門知識が無いからと気後れする必要はありません
翻訳も分かり易く(奥山氏は監訳、川村氏が翻訳です。アマゾンの表記は誤り!)
だそうで、昨日の本よりだいぶとっつきやすそうですから、なおさらです。
まずはレビューなどじっくり目を通して……検討してみていただければ、と。


ちろん、当然ながら楽天にも出品は以下略、
「不穏なフロンティアの大戦略」の検索結果:楽天

など、目を通してみるのもよろしいかと。

健闘を祈ります。


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ラベル:読書 奥山真司
posted by 蘇芳 at 01:40| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする