2021年01月29日

【動画】バイデン政権と日本のエネルギー問題への影響について 江崎道朗のネットブリーフィング 菟田中子【チャンネルくらら】


チャンネルくらら から。


動画概要:
2021/01/28

30年くらい前か。
「桜の園https://amzn.to/2M6cDfe」で話題になった中原俊監督に「12人の優しい日本人」という映画があるのでみてない人は暇なら一度見てみてほしい。

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タイトルでわかる人はわかるでしょうが、米国ドラマ(映画・演劇にもなってる)「12人の怒れる男」のパロディというかオマージュというか、日本で陪審裁判が行われたら~のIF話。

以下、ネタバレ注意。


元ネタのドラマは「間違った有罪」が「正しい無罪」にひっくり返る、わかりやすい「正義」のお話。

対して本編は、「なんとなく無罪」が「明白な根拠をもって無罪」になる”だけ”。
結論は変わりません、判決はひっくり返りません。
ただし、議論の「質」は向上しました。

なぜか?
”あえて”反対意見に与する連中があらわれたためです。
「何となく」「フィーリングで」「被告カワイイから」無罪と言っていた多数派も、それを論破するために、もう少し頭を使わざるをえなくなっていきます。

日本人の議論ベタとはよく言われますが……
また、少数意見を大事に~などとのたまう偽善者も後を絶ちませんが。

「議論」における「少数意見」の効用とはそも何か。
(「作業仮説」や「悪魔の提唱」の値打ちは何か)

ドラマ的には登場人物のトラウマネタとか、あるあるネタで「日本人」を揶揄する面などもあるかもですが。それはそれとして、反対のための反対や、単なる攻撃とは違う、「議論」を前に進めるということ自体について、感覚的に得るモノのある映画ではないかと思います。




あと、まあ、現在進行形の、プロの本物の専門家の横綱勝負の「議論」の進め方なども、参考になるかと個人的には思います。
余命三年時事日記考:
9714. 西浦教授の横綱相撲
9715. その一方で
https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/873130

科学的な仮説というものは常に「反証可能性」に開かれている必要があります。
「反証」によって、仮説の真偽が(部分的にせよ全面的にせよ)吟味され、反論に反論(もちろん根拠を示しながら)をくりかえしていくことで、議論は深まり、少しずつ真実ににじりよっていくのが、科学的な「議論」であり「探求」というものではないでしょうか。
ある仮説の否定は、提唱者の「負け」などといった低レベルなメンツの問題ではなく、仮説が間違っていることが「わかった」という、探求の前進であり、議論参加者すべて(および科学の進歩によって恩恵を受けるすべての人)にとっての「勝利」である……べきはずでしょう、本来は。

それを実践できているかどうか。しようとしているかどうか。本物の専門家と似非専門家の「格」の違いは、そういうところにも見て取ることができるのかもしれません。

余談ですが、江崎さん自身も参加されている救国シンクタンクの人たちが、この「横綱相撲」の 対 極 にあるK値人脈に連なる国会議員の側と関係が深いことは、それ自体が公衆衛生に対して有害である蓋然性に加えて、もしも救国~が部分的に正しいことを言っていたとしても、全面的に信用されなくなるリスクがあるという意味で、残念です。
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posted by 蘇芳 at 15:27|  L 「江崎道朗の備忘録」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする