2020年08月14日

【動画】『歴史の教訓「失敗の本質」と国家戦略』について 江崎道朗のネットブリーフィング  菟田中子【チャンネルくらら】


チャンネルくらら から。


動画概要:
2020/08/13
兼原信克著『歴史の教訓―「失敗の本質」と国家戦略』 https://amzn.to/30UZSJ1

「デレスケデンの統帥」という言葉をご存知でしょうか。
わりと忘れ去られている気もするので「有名」といっていいのかどうかわかりませんが、「厚木航空隊事件」の小園安名大佐が口癖のように批判していた、海軍上層部の大将だ中将だという名の木っ端役人どものやり口です。
Amazon:あゝ厚木航空隊―あるサムライの殉国 (光人社NF文庫) (日本語) 文庫 – 1993/7/1
など読んでいると、本当に、殺意が湧いてきます。

江崎先生その他、ヴェノナ公開以来の論調によれば、2.26事件をはじめとする国家革新運動、昭和維新は、(本人たちの純粋さは別にして)、コミンテルン、共産主義の掌上で踊らされた亡国の愚挙だったことになるようですが……

一方で、純粋で頭の足りない青年たちを、憤懣させて仕方のない愚劣な現実というものも間違いなく存在したのでしょうし、彼らをしてそうした過激主義へと”追いやった”真の問題は、大将だ中将だという名の木っ端役人どもの愚劣と無能と怠慢ではないのかという反発は、いかんともしがたく残る気はします。
また、そうした「デレスケデンの統帥」が総括されなかったことが、現在、国家のていをなしていない戦後の愚劣の根源なのではないか、とも……前掲書など読むと考えざるを得ません(もちろん、ノンフィクションもフィクションのうち、作者による「主人公補正」には注意すべきですが)。

大将だ中将だという名の役人たちのなかにも、マシな人たちはいたでしょう。
しかし、マシな人たちこそが、次々に、敗戦の責を自覚して処決していきました(小園大佐が心酔していた大西瀧治郎などはその典型か)。
その一方で、責任逃れ云々以前に、そも「責任」の意味すらわきまえない、「デレスケデン」の恥知らずの類は、もちろん、恋々と生に執着し、「戦後」という腐った時代に、彼らのような「人材」にもっともふさわしい環境をさえ見出した場合さえあるのではないかと……要するに彼らの愚劣こそが戦後の愚劣を作ったのではないかと、そう言い切ってしまっては、過言にすぎるでしょうか。

となると、「万世ノ為ニ太平ヲ開ク」ために、小園大佐が呼号すべきだったのは、対米徹底抗戦ではなく、海軍省その他、「デレスケデン」の君側の奸の殲滅だったのではないかとさえ……つい思ってしまいそうです。
それこそ、テロ思考であって、5.15、2.26、昭和維新の果てに、「敗戦革命」の機運をさえ醸成する愚挙であろうと、頭では理解できなくもないですが。。

「アカ」というと左側のことのようですが。
江崎さんその他が言うように、右も左も、陸も海も真っ赤っかというのが戦前の思想的現実だったというのが事実であれば……
大東亜戦争は、所詮、開戦のはるか手前で「詰ん」でいたのでしょうか?

「デレスケデン」のていたらくにかけて、戦前の比ではない「戦後」の今にいたっては……はて?

おバカな当方の単なる「妄想」であってほしいものです。。

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posted by 蘇芳 at 14:09|  L 「江崎道朗の備忘録」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする