2020年07月13日

【動画】【竹田学校】歴史・弥生時代編④~海幸彦と山幸彦②~|竹田恒泰チャンネル2


【公式】竹田恒泰チャンネル 2 から。


動画概要:
2020/04/27
■入学式から順番に見られる!
『竹田学校』再生リスト→http://bit.ly/3d3Q0k7

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竹田学校とは…
全国一斉休校で授業がなくなってしまった小中高のみんなに向けて竹田恒泰先生の授業を配信していきます!(※おっさん、おばはんも出席可!)

3年経って云々。
まあ、「3」は定番の数字でしすね。。

それはさておきこちらこちらも参照。
この物語は、やがて神武天皇の誕生に帰結する皇室の物語であると同時に、阿多隼人の起源譚にもなっているわけで。
記紀の物語というのは、あらすじを追っているだけでは見落としそうですが、有力な豪族・氏族のルーツがわりと頻繁に織り込まれています。
天孫降臨の時に触れた中臣や忌部はもちろん、やがてこの動画シリーズでも登場するでしょうが、神武東征の途上でも行く先々でいろいろな氏族の祖となった人物が登場してくるでしょう。一番わかりやすいのは物部氏ですね。古代、朝廷の軍事をつかさどった有力氏族ですが、そのルーツは皇孫・饒速日命ですから、皇室の近縁ということになります。後世の源氏や平氏のようなものか。
そういう意味では阿多隼人もまたここで皇室にルーツを持つ一族(という設定)になっていますから、単に前回書いたような「敗者」というだけのミジメな存在ではないのかもしれません。一族の祖神であり「貴種」でもあり……というか、一族の祖神を「貴種」として位置づけたというべきか。それなら、海幸彦側から見れば、一見、かわいそうな敗者の物語のように見えるこのエピソードも、阿多隼人の血統を聖別する、一族の誇りの物語でもありうるのかもしれません?
まあ、隼人の実際の血統がどうだったかは謎ですが……日本に限らず、ギリシア神話の神々が親戚だらけで不倫が横行しているのも、各地の土着の神々をオリュンポスの血族に仕立て上げるためだったとかいう俗説を、ふと思い出すようななりゆきではあります。
逆に言うと、記紀が編纂された天武天皇の御代にはすでにそういう「設定」が語り継がれるくらいに、阿多隼人というのは無視できない有力な勢力だった、ということかもしれませんし……その阿多隼人(薩摩隼人)の末裔が、2000年(?)後の王政復古に大きな役割を果たすというのも、偶然ではあるでしょうが、因縁でもあるかもしれません?

あとは……

当ブログでも記紀について触れるときはしばしば言及してきたと思いますが、記紀の物語というのは「弟」が優遇される世界ですね。
神武天皇も五人兄弟の末っ子ですし。第二代の綏靖天皇も末の弟。腹違いの兄を倒した上、同腹の兄が自ら譲る形で末っ子が皇位を継ぐという……この兄弟の譲り合いというのは、仁徳天皇や顕宗天皇のときにも再現されます。(仁徳天皇の場合は弟が自決してしまわれますが、三韓征伐からまもない時代、儒教的な長子相続の観念が強くなりはじめてでもいたのでしょうか? 逆に顕宗天皇の御代は「昔」のかくあるべき秩序が「回復」した時代として描写されていたりもするのは、深読みしすぎる必要はないかもしれませんが、符合は合う気もします)
ヤマトタケル命も弟ですし、神武東征のときに抵抗した豪族たちも、エシキ・オトシキにせよ、エウカシ・オトウカシにしろ、不思議なほどに「兄弟」として描写され、それぞれの明暗を分けていきます(「弟」が朝廷に臣従して生き延び、「兄」は討たれる)。
先述の饒速日命も、長脛彦の妹婿≒義理の弟ですね。饒速日命は朝廷に帰服して物部氏の祖となり、あくまで抵抗したナガスネヒコは倒されるという。
こうした「弟」優遇の観念が本当のところ何を意味しているのか、分析の道具はさまざま提出されて、仮説・推測・憶測・妄想は百花繚乱。先走って結論を急ぐこともないようなものではありますが。「三匹の子豚」など、洋の東西を問わず、フォークロアの世界にはありがちな類型ではあり……わりと人類共通の事情のようなものはあったのかもしれません???

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posted by 蘇芳 at 14:41|  L 「竹田学校」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする