2020年04月24日

【動画】【竹田学校】歴史・神代編③~黄泉の国(よみのくに)~|竹田恒泰チャンネル2


【公式】竹田恒泰チャンネル 2 から。


動画概要:
2020/03/26
■入学式から順番に見られる!
『竹田学校』再生リスト→http://bit.ly/3d3Q0k7

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竹田学校とは…
全国一斉休校で授業がなくなってしまった小中高のみんなに向けて竹田恒泰先生の授業を配信していきます!

人は死んだらどこへ行くのか。
そもそも「死ぬ」とはどういうことか。
あらゆる宗教にとって根本的な問いかけのひとつかと思いますが。
仏教やユダヤ・キリスト教などとは、上の動画で竹田さんも言い、当方も前回書いたような、大きな違いがある日本古来の記紀の世界観において、その「死」はどのように描かれているか?
記紀の中でも重要かつ有名なエピソードでしょう。
よく指摘されることですが、こうした黄泉訪問譚は、ギリシアのオルフェウス神話など、世界宗教以前の神話世界には、わりと普遍的に見られる物語類型かと思います。
まあ、そこからもっともらしい理屈(ユング的な?)をひねりだすことに何ほどの意味があるのかはわかりませんが……
まずは祖先が語り伝えてきた物語を、素直に享受しておきたいところではあります。


なお、余談ですが。。
古事記の物語では、伊邪那美命は、ここで黄泉にとどまってそれきりですが、その後、あらためて地上に戻ってきて、中断していた神生みを終わらせてから、あらためて黄泉に戻られた、という異伝などもあり、江戸時代の平田篤胤などはこの異伝を採用して復古神道を構築していたような気がします。
古事記、日本書紀、古語拾遺、旧事本紀、風土記、などなど、神代の物語にはいろいろ異伝が多く、一義的に「こうだ」と決めかねる面もあり、また、時代によって主流の解釈が違っている場合もあるかもしれません。
歴史上の偉大な思想家と、現代のわれわれと、同じ神話や神々について語りながら、実は思い浮かべているイメージは違う、ということも、あるのかもしれません。
それがどうしたと言われるかもしれませんが……
第二現実が人を動かす、という、こちらなどで引用した竹山道雄的な、アナール学派的な認識は、歴史を考える際に、持っておきたいと個人的には思っています。

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posted by 蘇芳 at 21:59|  L 「竹田学校」(入門・神代) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする