2020年01月09日

【動画】【JUIS2019】第一セッション「日米の中道保守派による新しい結集軸とは何か」<後編>【CGS 渡瀬裕哉 渡辺喜美 グローバー・ノーキスト 神谷宗幣 JUIS 第四夜】


ChGrandStrategy から。


動画概要:
2019/12/27 に公開
CGS、2019年年末は11月23日に行われた『Japan-US Innovation Summit 2019(令和元年自由民権大演説会・自由経済懇話会)』から選りすぐりのスピーチ、セッションをお届けします。
第四夜は前回に続き、渡辺喜美さんと渡瀬裕哉さんとグローバー・ノーキストさん、そして神谷宗幣が登壇したセッション「日米の中道保守派による新しい結集軸とは何か」の後半戦をお送りします。
いよいよ本題に突入。政治家との上手な付き合い方やグラスルーツ(草の根運動)の大切さ、税金の話など、豪華論客たちが討論します。

しつこいですが、金子仁洋「政官攻防史」https://amzn.to/2N05aezから引用。
 かくて、両院協議会は決裂して予算は不成立になり、一九一四(大正三)年三月二十四日、山本内閣は総辞職した。「官」を頭にし「政」を身体にした内閣はまたも「風説」に倒されたのである。「政」が「官」の牙城に手を加えようとすれば、スキャンダルの風聞がどこからともなく現れ、マスコミも一斉にこれに乗り、ついに「政」は敗れ改革も頓挫する、というパターンが、ここでもくりかえされたのだった。
 これは、日本の「政」が直面している非常に困難なある側面を雄弁に物語っている例である。この種のデマは、最初の一波が怒ればそれを論拠にさらに別波が起り、ついには際限なく増幅されて行く。「万犬虚に吠える」のである。第一、自己所有の株を売ることが、仮にあったとしても犯罪でも何でもない。しかし、事ここに及べば、売買の事実がない、と証拠を示して論戦するしかない。そうなればなったでまた紙面は踊る。
やがて、事実はないことが判明して世間は沈静に向かったが、こうして一旦兆した疑いの眼は先入観として、また、雰囲気として残った。そしてこの株式売買というデッチ上げ事件は、原内閣が悲劇的な結末を迎える序曲を奏でることになるのである。
 株疑惑については収まったが、原内閣をめぐる言論は疑惑を誇張した凶々しいものだった。原内閣が党勢拡張の計画をすすめているということを把えて、山縣の周辺からしきりに、原は国家本位と政党本位がよく分っておらぬ、という声が聞えてきた。「官」のいつもながらの手法だが、「官」のすることはたとえ山縣中心の私党的な動きといえども国家のため、国家本位であるが、同じ事を「政」が行えば、党利党略、猟官にすぎない、となる。それを御用新聞が拡大吹聴し、民もまたそれに乗るのである。今も変らぬこの国の宿痾であろう。
こちらでクラヤマが無責任に面白おかしくはやし立てた星亨の金権腐敗の捏造報道(死後の星が残したのは二万円の負債だったとか)。山本内閣を倒したシーメンス事件。原敬暗殺にまで行き着いた捏造スキャンダル報道の数々。戦後のロッキード事件。上の動画やこちらで渡辺氏が語る財務省の手口。そして昨今のモリカケサクラ。本当に同じような「パターン」が性懲りもなく延々と延々とえ ん え ん とくりかえされてるようです。「政」の迂闊さや「官」の汚さや、マスコミの愚劣さもさることながら、この同じパターンにくりかえし踊らされてきた民のチョロさ、未熟さにも救いがたいものがあります。まさに「宿痾」としか言いようがありません。
前回書いたように、また、上の動画で神谷氏や渡瀬氏が言っているように、民のレベルを底上げし、グラスルーツとして成熟していくことが必要とされるゆえんでしょうか。

ただ、幸いに、というべきか。
第二次安倍政権に関しては、今のところ、モリカケサクラのから騒ぎにも、内閣支持率はびくともせず、かえって捏造スキャンダルに現を抜かす野盗野党のほうが支持率を落としているという、状況があり……SNSの発達によって多少は民が踊らされにくくってきたという面もないではないのであればよいのですが。
(もっとも、第二次安倍政権が「官」の言いなりだから、本格的に潰されていないだけだとも考え得られますから、大して楽観もできない気もしますし、IR疑獄あたりには危険な臭いもしなくはありません。自称保守の中にはこれで2Fの首が取れるのではないかと期待する向きもあるかもしれませんが、一歩引いて考えれば、そもそもチャイナ様がらみの贈賄がこの腐った日本で明らかになること自体が不自然ですから、むしろ何か裏でもあるのではないかと勘繰りたくなります)
まあ、SNSというのも、その発達を逆手に取って、誤情報・誤誘導の道具にすることもできる、両刃の剣かもしれませんけどね……
だからこそ、民の成熟と、識者による正しい情報提供、「ファイアウォール」の突破が、やはり、必要になるのでしょうか。

なお、民撰議院設立の建白書をはじめとするいくつかの歴史的文書は、最近ハマっている葦津珍彦の「大アジア主義と頭山満」https://amzn.to/302sRbzの巻末に収録されていました。いろいろつながってくるものですね。
渡瀬氏が強調しているポイントは、
夫人民、政府ニ対シテ租税ヲ払フノ義務アル者ハ、乃チ其政府ノ事ヲ与知可否スルノ権理ヲ有ス。是天下ノ通論ニシテ、復喋々臣等ノ之ヲ贅言スルヲ待ザル者ナリ。
でしょうか。Wikisourceはじめ、ネット上でも読めるサイトは複数あるでしょう(中には訳もあるか?)。熟読玩味してみてください。

Amazon:
なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか ~アメリカから世界に拡散する格差と分断の構図
メディアが絶対に知らない2020年の米国と日本
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近代民主主義の終末―日本思想の復活
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posted by 蘇芳 at 01:36| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする