2020年01月08日

【動画】【JUIS2019】第一セッション「日米の中道保守派による新しい結集軸とは何か」<前編>【CGS 渡瀬裕哉 渡辺喜美 グローバー・ノーキスト 神谷宗幣 JUIS 第三夜】


ChGrandStrategy から。


動画概要:
2019/12/26 に公開
CGS、2019年年末は11月23日に行われた『Japan-US Innovation Summit 2019(令和元年自由民権大演説会・自由経済懇話会)』から選りすぐりのスピーチ、セッションをお届けします。
『Japan-US Innovation Summit』は、日米の中道保守派による「健全な自由主義」の再建を目指した国際カンファレンス。3回目となる今回はトランプ大統領も一目を置く、共和党・税制改革のドン、グローバー・ノーキストさんを始め、日米の保守派が登壇し、約8時間に渡り、様々なスピーチ、セッションが繰り広げられました。
第三夜は我らが神谷宗幣が登壇します。「日本の現代政治を考える」でもおなじみ渡辺喜美さんと渡瀬裕哉さん、グローバー・ノーキストさんと共に「日米の中道保守派による新しい結集軸とは何か」をテーマに議論します。

こちらで狂っていると書いた経団連について、渡辺さんの口から語られていました。
NHK政治マガジン:消費増税「非常によいことだと歓迎する」経団連 中西会長 注目の発言集
時事ドットコム:消費税10%超へ議論を 経団連、社会保障との一体改革へ提言
GHQ以前の戦前からの統制経済については、当ブログでおなじみの江崎道朗さんの著書や、何やかやでチェックしてください。というところでもありますね。。
「米ドルベースのGNPの戦前のピークは、昭和一一年」
【動画】特別番組「景気回復を邪魔するものの正体とは?~日本は誰と戦ったのか?」安達誠司 江崎道朗
「コミンテルンの謀略と日本の敗戦」

あと印象的なのは神谷さんの熱さでした。。
渡辺さんについては政治家ですから自分の考えを語るのが仕事みたいなところもあり、CGSにも動画シリーズがあったりしましたが。
神谷さんは(上の動画でも自分たちで考えて云々と言っているように)CGSの動画ではあくまで聞き手に徹するスタンスが強い(たまに論者の先生に熱く反論したりすることもありますがw)だけに、これだけストレートに自分の経験から考えから、熱く語ってもらえると、ちょっと見なおすというと失礼ですが、いつもより三割増しで頼もしく見えますね。

渡辺さんの話とはまた違いますが、神谷さんの言う国民の無関心についても、戦前どころか明治大正のころからずっとつづいているようなところがあって……こういうと、「自由民権運動」とか「大正デモクラシー」とか、単語の暗記をさせられた人は不審に思うかもしれませんが。結局それも、コップの中の嵐というか、先日からわりと引用している金子氏の「政官攻防史https://amzn.to/2N05aez」あたりにいわせると、「民」を置き去りにした「政」と「官」との抗争にすぎなかったようでもあります。まあ、鶏と卵かもしれませんが。
が一方で原は、民の力をそれほど信じていなかった。一旦は暴動化しても、事終われば潮のように引いていくのが日本の民である。あの明治維新の時にも政治力になり得ず、福沢諭吉をして「日本には政府ありて国民(ネーション)なし」と嘆かせたところである。
 しかし、実際の民は、それ程の独立性もなく、また綺麗でもなかった。多くの民は、たちまち既成の諸勢力の前に跪いた。
 それ以上に問題は、福沢諭吉が指摘して以来の民の無関心だった。護憲三派が勝った第十五回総選挙では、制限された選挙民でさえ、石橋湛山の東洋経済新報にこう警告されるほどだった。「近来わが国民の多数もまた、著しく無政府的になって来たように見える」「国民に政治熱が冷却すれば、すなわち国家解体である。もし事実果して上記のごとく議会および政府に対して、知識ある青壮年はこれを見離し、一般の多数はこれを無視する事実に間違いがないなら、これは実に由々しき問題と云わねばならぬ」。平成の今問題になっている無党派の問題が、早くも大正デモクラシーの盛時に現れているのだ。
 民はなぜ自分の住む国の統治に無関心でいられるのか。その原因は複合したものであろう。その一つは、「政」「官」抗争の歴史の中で、多少なりとも関心を持ち出そうとした民をうんざりさせた「政」叩きがある。「政」叩きの元の始まりは「官」の愚民観であった。「愚民の代表が寄り集まって何ができる」式の批判が主として藩閥政府から流され、それが秀才を集めた高文官僚や、知識人を自認する人々の間に定着した。
前掲の江崎さんの著書https://amzn.to/2sW1kMMでも「エリート」と「庶民」の分裂が指摘されていましたが。。
それだけ根の深い話ということでしょうか。
だとすれば、民自身の成熟が急務であって、グラスルーツ(草の根)の形成を志向する神谷さんのような活動は、非常に重要であると言えそうです。
当然、民の自覚を促すためには、こちらで渡瀬氏が言っていた「ファイアウォール」を突き崩して、正しい情報の在処を指し示すことも必要になってくるのでしょう。

まあ、口で言うだけなら簡単であって。お上意識の強さとか、こちらで書いた儒教的な性善説からくる英雄おまかせ体質とか、そこからして立ちはだかってくるものがあるような気はしないでもないですが……このまま惰性で滅びに向かうわけにもいかないとなれば、何とかして立ち向かうしかないのではないでしょうか。。

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posted by 蘇芳 at 22:11| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする