2019年11月22日

【動画】[京都二十四節気] 小雪


N.a. から。


動画概要:
2013/01/30 に公開
◆小雪(しょうせつ)
僅かながら雪が降り始める頃
新暦11月23日~12月6日頃


もののあはれ ~小雪の自然~
自然など外界の事物にふれ、何とはなしに生じるしみじみとした情趣が哀感を、「もののあはれ」といいます。
これは、江戸時代の国学者・本居宣長が提唱した美的概念で、『源氏物語』をはじめとする平安文学に日本人独特の美意識を発見したことがきっかけでした。秋の落葉は、古来、日本人が「もののあはれ」を感じてきたものの一つです。萌え出れば、やがて色づき舞い落ちる。
この木々のさだめに、人々は一瞬の輝きの美しさ、はかなさ、世の無常を感じ、時には自らの人生と重ね合わせ、心を揺り動かされてきました。

新嘗祭 ~小雪の生活~
農耕を主たる生活手段としていた日本人は、自然のあらゆるものに神を見出し、豊かな実りに感謝して暮らしていました。
新嘗祭は、そんな昔の人々が、一年で最も大切にしていた祭事の一つです。その年の収穫を天皇が神々にお供えし、自らも食して感謝するもので、この儀式が終わるまでは、誰も新米を食べることはなかったといわれます。戦後、新嘗祭が行われていた11月23日は「勤労感謝の日」となりました。
懸命に働く人々への感謝とともに、豊穣をもたらしてくれる自然への感謝の心も忘れたくないものです。

Present by 京福電気鉄道(株)(制作2010年11月)

お寺のほうが登場頻度の高いシリーズかと思っていましたので(実際、常寂光寺も登場しましたし)、急に梅宮大社が出てきてふいを打たれました。
この動画シリーズ、「Present by 京福電気鉄道(株)」ですが、嵐電沿線は、わりと神社も多いのですよね。
京都・嵐山の観光に、京都、四条大宮から嵐山、北野白梅町を繋ぐ、嵐電:沿線みどころ案内
「太」というだけあって、古代豪族・秦氏の根城ですし(松尾大社や蚕の社(木嶋坐天照御魂神社……舌噛むわっ(ノ`Д´)ノ彡┻━┻ )などは特に秦氏っぽい)、松尾大社は酒造方面でも有名ですが、そのものズバリ大酒神社というのもあって、ここの御祭神が始皇帝その他だったりするそうで。ナニモノなんでしょうね、秦氏w
また、こちらの追記で言及した野宮神社なども、嵐山界隈。そのものズバリの斎宮神社というのもあったりしますね。理容・美容方面の守り神・御髪神社や、芸能方面で有名な車折神社もこの沿線か。

京都に住んでるのにまだ行ったことのない神社が結構ありますね……というのは私事ですが。

動画に登場した梅宮大社も、主祭神は「酒解神」を中心とした神々のようで。やっぱり酒ですか、というところですが。この「酒解神」というのが大山祇神の別名で、その神を中心にしたファミリーというのは、つまり、木花咲耶姫や瓊瓊杵尊などになるようです。つまるところ皇祖神であって、賜姓皇族である橘氏の氏神なのだとか。梅宮大社というだけあって梅で有名だったりもするのでしょう(橘氏の活躍した時代というのは「花」といえば桜より梅だった時代かしら?)。
まあ、最近はのほうが有名かもしれませんがw
LINEトラベルjp :猫好き憧れの猫神社!京都の梅宮大社は花々が美しい子宝神社

閑話休題。
今年は大嘗祭が大注目。先行して14~15日に大嘗宮の儀が行われましたが。
伊勢神宮はもちろん、各地の神社でも、皇室祭祀に倣う形で、新嘗祭が行われるようになって、これは今では11月23日ですね。
Wikipedia:新嘗祭
日取りの根拠はよくワカリマセンが、先行して陛下のお祭りを拝見した後ですから、文字通りそれに倣うというか、各地の神社祭祀でも、皇室とのつながりが例年より意識しやすいかもしれませんね。


共同体が壊れるだけ壊れてしまった昨今。お祀りに参加する・できるという人は多くはないかもしれませんが。せめてこの日に、どこかしらの神社に参拝するくらいのことは、してみてもよいかもしれません?
地域差はあるでしょうが、京都などはちょうど紅葉の見ごろだったりもしますし、「ついで」でもいいですしね(まあ、紅葉の名所は観光公害がアレですが💧)

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posted by 蘇芳 at 01:47|  L 「京都二十四節気」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする