2019年09月06日

【動画】優れたインテリジェンスが必ずしも勝利をもたらす訳ではない 日本人だけが知らないインテリジェンス 柏原竜一 秋吉聡子


チャンネルくらら から。


動画概要:
2019/09/05 に公開
インテリジェンス・サイクルとは何か?

動画に登場した「インテリジェンス・サイクル」の図解。
「インフォメーション」と「インテリジェンス」という二つのカタカナ語が登場しています。
あたりまえすぎて今さら言うまでもないということなのか、動画では特に説明もありませんでしたが、この二つの区別はちゃんとつけておいたがよいかなと思います。
Weblio辞書:インフォメーションとは
① 情報。報道。知らせ。
② 受付。案内所。
コトバンク:インテリジェンスとは
1 知性。知能。理解力。「インテリジェンスに富む」「インテリジェンスに欠ける」
2 情報。諜報(ちょうほう)。「インテリジェンスビューロー(政府の情報機関)」
共に「情報」ですが、インフォメーションがあらゆる情報、特に色づけされていない無色の情報、わりと何でもかんでも意味するのに対して、インテリジェンスは特定の目的のために有用な形にまとめられた情報を指して使われる、とか……よく言われます。
(「食べ物」という同じ一つの言葉で、生の「食材」も調理済みの「料理」も、両方を意味することができるのと似ている……か?)

したがって「インテリジェンス・サイクル」の最初のほうで収集されている情報というのは、その時点ではまだ有用だか無用だかわからないインフォメーション。それが分析され取捨選択されてようやくインテリジェンスとしての情報になる。わけでしょう。
そして、そうした「分析」には、相応の能力が必要になるわけですが、「だから」と言っていいのかどうなのか、インテリジェンスという言葉には「知性」や「知能」といった意味もあるわけです。

膨大なインフォメーションを取捨選択し分析しインテリジェンスにまで精錬するには高度な知性が必要不可欠ですが、そうして高度な知性によってまとめ上げられたインテリジェンスを理解するには、理解する側にも相応の知性がなければ、猫に小判というものでしょう。
(比喩的に言えば、これは、芸術作品の創造と受容の関係にも似ているかもしれません。)

上に行けば行くほどダメになる、日本的組織の病理の本質こそ、つまるところ、この「知性」の問題でしょうか。

今も昔も、知性のカケラもない上級国民サマの救いようのない愚かさは目を覆わんばかりですが……
嘆いてばかりいても仕方ない。一方では、SNSの発達でそれら上級国民サマサマ方の、常識ある人間からすれば、非常識すぎて、とうてい信じることもできないほどの醜さ・愚かさが、白日のもとにさらされる機会が増えてきたことには、国を憂える国民にとって有用な面もあるのかもしれません?


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