2019年06月30日

【動画】倉山満の直球勝負 保守の心得をまたまたご紹介 ゲスト 上念司


チャンネルくらら から。


動画概要:
2014/03/19 に公開
日本の保守と西欧のconservativeは違います。
バークやシャトーブリアンが守れと言ったのは彼らの自国の保守なのです。
日本には天皇を殺害しようとする革命など起きたことはありません!日本の保守とは何なのかを書いた『保守の心得』(扶桑社新書)ぜひお読みください!

動画だけ見ていると意味不すぎて寒いというかイタい人たちにしか見えないかもしれませんが。
まあ、5年前の本ですから中古が安いので、さっさと本文を読めばいいんではなイカい?というところ。
数百円でも出すのが惜しいという人は、ソウデスネー、Amazonのカスタマーレビューあたりにわりと内容を要約紹介している投稿などもあるようですから、せめて目を通してみてもよいのでは?というところ。
著者は「保守」とは「国を滅亡から守ること」と定義し、世界史の中で国の滅亡のパターンを8通りに分類し、現在の日本は悲惨さの度合いの順で7番目である「国内代理戦争」の段階にあるという見解に同感である。その現状、すなわち戦後レジームから抜け出るためには、まともな議論ができる政党の近代化、外交と軍事は両輪であるという認識、そして結局は戦後レジームの枠組みを作っている日本国憲法を白紙に戻して検討すべきであると述べている。その理由は、憲法観とは国家観であり、国家観は歴史・文化・伝統に根ざしたものであるはずが、日本国憲法はそれを破壊するために作られたものだから。したがって、日本の歴史・文化・伝統に根ざした大日本帝国憲法をベースにした憲法改正論議が不可欠であると述べており、簡潔ながら客観的で筋が通った内容である。
今の日本で「保守」を標榜している人達の多くが、実は似非の保守であると断じ、いかにあるべきかを説いたもの。
そもそも、今の日本は大きく見れば、政界は米国に、言論はソ連(今は中国)に実質的には支配されており主権がないに等しく、「滅亡している」と説く。日本には軍隊はなくそれでは外交にはリアリズムがないのである(自衛隊は権限がなく、警察の延長に過ぎない)。
官僚は、国民の「国家への忠誠」を「政府への忠誠」にすり替え、消費税増税など好き勝手にやっている。本来、政治家ががんばらなければならないが、政治家の力不足とともに「民意が反映しない体制」になっていることから、憲法観の合意・憲法習律・付属法が、「成熟した保守」の要件になる。
かなり過激でついて行かれない部分もあるが、歴史的な事実に基づき問題点を論評しており、傾聴に値する。
その他、https://amzn.to/2FDvLdJ や、https://amzn.to/2IVQpbb など、長すぎてどこをコピペしていいのかワカランようなレビューもあるようです。

とりあえず本書、最後の最後には、上の引用にも一部言及がある「帝国憲法」を「タブーから解き放つ」ことを目指すと宣言して終わります。
 最後に。
 今年は、「帝国憲法をタブーから解き放つ」と本気で考えています。この動きをうねりにして、本気で日本を変えたいと思います。政治家や官僚や、そのほか偉い人たちがどんなに日本を弄んでも、日本国民が守るべきものを守れば、日本は滅びません。
 本気で日本を守りたい、正しいことを勉強したい人は、倉山塾でお待ちしています。
だそうで。
実際、倉山氏は帝国憲法関連の本も何冊か出版していて、私も帝国憲法物語https://amzn.to/2xikCutくらいは読みましたが。。
本書「保守の心得」を読んでいると、そういう憲法とは~とかいう御高説はいいから、さっさと憲法そのものを読ませろ、という気になってきます。
一応、倉山氏は口語訳 日本国憲法・大日本帝国憲法 (新人物文庫)https://amzn.to/2J92Mj6という本も出していて、原文も収録してあるらしいのでエライですが。。
しかし、あらためて見まわしてみると、帝国憲法の原文というのは、手軽に読める本が、近年まであまりなかったのですね。
「日本国憲法」とかいうゴミは出版されているのに、「大日本帝国憲法」そのものズバリの本というのは、まず滅多に見かけません。
ようやく、近年になって、電子書籍https://amzn.to/2FG7Evhで読めるようになったり、国会図書館のアーカイブが覗けるようになったりもしているようですが……
それだってデジタル化などというのはつい最近のことでしょうし、紙書籍とは異なるハードルもあるでしょう。
つまるところ、(もちろん、真面目な研究者はちゃんと帝国憲法を読んでいないはずもありませんが)、そんじょそこらの市井の自称保守の改憲論者というのは、意外と、帝国憲法さえろくに読まずに9条ガーとやっていたりしたのだろうかと……軽くうすら寒い気にもなった今日この頃。

ところがそんな矢先。2019/6/15になって、長らく古書でしか入手できなかった岩波文庫版の憲法義解が復刊されたようです。
Amazon:憲法義解 (岩波文庫)
楽天ブックス:憲法義解 (岩波文庫) [ 伊藤 博文 ]
今さら言うまでもないとは思いますが、憲法起草にも深くかかわった初代総理大臣伊藤博文自身による、帝国憲法&皇室典範の逐条解説ですから、帝国憲法全文が収録されてもいるわけです。
旧版https://amzn.to/2FGurHgはAmazonだと「1989」と表示されていますから、実に、30年ぶりの復刊ということになるようです。
というか、1989というと平成元年ですな。付け加えると原書初版は1889年の公刊ですから、それ自体、100周年だったわけです。
今回の復刊も、また、令和元年だからとか、そういうアレな理由なのかどうかは知りませんが……
これまで「改訂新版 口語全訳 原文対照 帝国憲法皇室典範義解 憲法義解 帝国憲法https://amzn.to/2YgGC4N」「「憲法とは何か」を伊藤博文に学ぶー「憲法義解」現代語訳&解説ーhttps://amzn.to/2XdJJ0V」など、わりと通好みな形で出版されていた「義解」が、簡便な文庫版で復刊されたこと自体は、喜ぶべきことでしょう。
まあ、版元が岩波、校註が宮澤俊儀というのが、どうにも腹立たしいですが……宮澤による序文の日付は「昭和一五年三月」になっていますから、まだまだ猫を被っていた時代ではあったかもしれません。

どうにもとりとめのない記事になりましたが……

いろいろ絶望しか見えない今。
日本を滅ぼすために作られた日本国憲法の条文をいじくるという発想を捨て、そもそも日本をどのような国にしたいのかというヴィジョンから出発するために、日本人自身が日本の歴史・文化・伝統とガップリ四つに組んで作り上げた帝国憲法を読み返すことは、最低限、必要なことかと思います。
岩波に嫌悪感しかない人も多いでしょうが……それなら他のエディションでもいいわけですからして、帝国憲法&皇室典範、もしくはその「義解」を、一冊くらいは手元に置いておくべきでしょうか。

最近は反日勢力による女系天皇の企てが再び活発化していますが…… そもそも「大日本帝国憲法義解」には、
 恭て按ずるに、皇位の継承は祖宗以来既に明訓あり。以て皇子孫に伝へ、万世易ふること無し。もしそれ継承の順序に至ては、新に勅定する所の皇室典範に於いてこれを詳明にし、以て皇室の家法とし、更に憲法の条章にこれを掲ぐることを用ゐざるは、将来に臣民の干渉を容れざることを示すなり。
「皇室典範義解」には、
 恭て按ずるに、皇位の継承は祖宗以来既に明訓あり。和気清麻呂還奏の言に曰く、「我が国開闢より以来、君臣定まりぬ。臣を以て君となすことは未だこれあらず、天つ日嗣は必ず皇緒を立てよ」と。
 皇統は男系に限り女系の所出に及ばざるは皇家の成法なり。
云々の一節があります。
すでにとうの昔に厳として存在する、皇室の「明訓」「成法」「家法」、それをああしろこうしろと国民風情が「干渉」し破壊せんと企てる、そのことをおかしいとさえ思わない/思えない国民が多数派を占めるという、「戦後」という時代のいかに異常で愚劣であることか。
反日勢力の甘い嘘に騙されて取り返しのつかない愚挙をおかしてしまうまえに、一人でも多くの国民に、政治家に、官僚に、せめてそのことにくらいは気づいてほしいものです。。

Amazon:
保守の心得 (扶桑社新書)
ネオ東京裁判
口語訳 日本国憲法・大日本帝国憲法 (新人物文庫)
帝国憲法の真実 (扶桑社新書)
帝国憲法物語
改訂新版 口語全訳 原文対照 帝国憲法皇室典範義解 憲法義解 帝国憲法
「憲法とは何か」を伊藤博文に学ぶー「憲法義解」現代語訳&解説ー
憲法義解 (岩波文庫)
posted by 蘇芳 at 01:40| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする