2019年06月04日

【動画】あなたが武士ならどうする?頼朝と義経の決意【CGS 斎藤武夫 歴史の授業 第25回】


ChGrandStrategy から。


動画概要:
2019/05/27 に公開
【小学生・中学生にも分かりやすく!
日本が好きになる!やさしい歴史の授業です】

今回はとっても有名なお話です!
みなさんが聞いたことのある、学んだことのある「源頼朝」「源義経」
そして現代の紅白合戦の元となった「源平の戦い」
あの四字熟語が実は義経から生まれた!?
今回も斉藤先生の愉快でやさしい解説です。
これまでに学んだ方も、これから学んでいく子どもたちにも大迫力の授業です!

平氏政権丸ごとスルー?
子ども向けの授業ですからそれでいいのかどうか知りませんが……
子ども向けだからこそ、ちゃんと前後の脈絡を説明しないとそれこそワカラナイのではないかという気がしないこともなく。。
特に、前回の話など、平安貴族がバカだったから武士の世の中になりました、という雑な図式だけの話でしたから、何というか、人間不在。主役不在。何一つ面白みも臨場感もありませんし、そもそも、貴族がバカだったからという他人まかせの理由だけしかないというなら、平氏政権の成立は、清盛たちの主体的努力や能力とは何の関係もない棚ボタなのか?

まあ、「歴史」は人の数だけあるのでしょうし、好きにすればよいですが……

閑話休題。

頼朝と義経というのも、よくできた組み合わせで。
社会の仕組み自体を作り替えるレベルで後世まで影響を及ぼしたという意味では、頼朝の存在感は巨大ですが。
軍事的な勝利がなければそもそも源氏の天下自体がなかったわけで、義経の影響もまた巨大。
もっとも、義経の武勇はあまりに伝説化されすぎているキライもあり、政治の天才・頼朝:軍事の天才・義経、という対比自体、できすぎのような気もしないではありません。
伝説のヴェールをはぎ取ってみれば、義経がいなければ平氏に勝てなかったかどうかは議論の余地があるかもしれませんが、頼朝がいなければ鎌倉「幕府」がありえなかったことにはあまり大きな異論の余地はなさそうな気もしなくもありませんしね。。

ただ、まさにその「伝説」のヴェールこそが、それを語り伝えてきた日本人の「こころ」をより反映していると言って言えないこともないわけで。
「判官びいき」ひとつとっても、政争の敗者となった人間はそれ以前にも多々あったでしょうし、それら敗者に同情を寄せる傾向が見られることも一再ならずあったはずでしょう。
(そもそもそうした心情自体は何も日本人だけの専売特許というほどのこともなく……日本人は判官びいきの「傾向が強い」とはいえ、他国にその傾向が「無い」と決めつけたものでもないのではないでしょうか)
義経の存在とその「物語」は、そうした心情的傾向の代名詞として定着することで、その傾向を自家発電的に強化し、文化的性向にまで高めることに貢献してきたのかもしれません?

そういう意味では、日本的なもののあはれを理解できる「日本人」になるためには、(「現実」との境界線を常に意識する必要はありますが)、動画で言及されている牛若丸や北行伝説はもとより、平家物語や源平盛衰記、義経記といった軍記物に描出された義経をはじめとする英雄群像にも、(歴史の真実とか真相とか本当は○○だったとかとかとは別に、またはそれ「以前」に)、それはそれとして、子どもの頃から親しんでおく価値が大いにあるとは言えるのでしょうか。

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posted by 蘇芳 at 02:24|  L 「CGS 斎藤武夫 歴史の授業」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする