2019年05月28日

【動画】世界初の飛行機開発は日本人!~大空に憧れた男・二宮忠八~ +  たった1人での飛行機開発!~二宮忠八が飛行神社を建立した理由~【CGS 偉人伝】


私事ですが京都府八幡市の飛行神社にお参りしてきました。
P52600hiko01.JPG
公式HPくらいはチェックしたうえでお参りしましたが、二宮翁についてそこまで詳しく知っていたわけでもなかったので、社務所で頒布されていた二宮忠八小伝(写真左・一部100円)を買い求め、読んでみたところ、これがずいぶんと感動的。読んでからお参りすればもっと感慨深かったかも~とアトノマツリなことも思いつつ……とりあえずこの感動をシェアしたいのでyoutubeで関連動画を探してみました。
ChGrandStrategy 及び Y Sekiai から。





動画概要:
1)2014/10/07 に公開
世界で初めて飛行機を開発した人物は、ライト兄弟?…ではありません。世界初の飛行機開発は何と日本人・二宮忠八によって成し遂げられたのです。
しかし、彼の業績はあまり知る人はいませんでした。この裏に隠された物語をご紹介致します。

2)2014/10/14 に公開
ライト兄弟に先立って飛行機の設計に成功した、二宮忠八。
しかし彼の功績は後世にはあまり知られることなく、忘れ去られてしまったとも言えるでしょう。
そんな彼が遺した飛行神社についてのエピソードをご紹介致します。
二宮忠八翁創建 飛行神社

だいたいそんな感じですが。

玉虫型飛行器の飛行原理の何が画期的で、また、鳥を模した場合と何が違うのか、上の動画だとわかりにくい気がしないでもないので、当方も付け焼刃ながら若干補足してみますと……

玉虫には鳥のような尾羽がありません。
玉虫型飛行器にも、いわゆる「尾翼」がないのですね(カラス型にはある)。
上下に翼がありますが、一般的ないわゆる「複葉機」とはそこが違う。らしい?
玉虫型飛行器の場合、上の主翼で揚力を生みだし、下の小翼で姿勢制御を行い、尾部のプロペラで推進力を生みだす仕組みになっているようです?

玉虫というのは、動画でも言われているように、羽が4枚ありますが。
激しく羽ばたくのは内側の透明な薄い羽根で、外側の外殻をかねた羽は、外見的には単なるカバーか何かのようで、一見、大した役にはたっていないようにも見えますが……実は揚力を生みだしているのはあの外側の硬い羽のほうだそうで。内側の薄羽の羽ばたきが生みだしているのはあくまで推進力だということになるそうです。
つまるところ。羽ばたかなくても揚力は得られる、という、カラス型飛行器のときと同じ原理が、ここでもまた別の形であらためて発見されているわけで、二宮忠八の観察力・洞察力たるやただものではありません。

実際、揚力を生みだす仕組みや姿勢制御の仕組みというのは、一つだけではないかもしれないわけで、無尾翼機や先尾翼機、さらに最近では、リング状の翼の飛行機だの、主翼の無い(胴体そのもので揚力を生みだす)飛行機すらも飛行に成功しているとかいないとか……
兵器たちの雑記帳 :輪っかの翼の飛行機たち
効エネルギー日記:翼のない飛行機
二宮忠八の発想力はそれらエンジニアたちに先駆けていたとも言えるのかもしれません?

しかも、単なる理屈倒れではなく、玉虫型飛行器、その後、ちゃんと飛行に成功してもいるみたいですから、なおさらスゴイわけで。。

RC飛行機実験工房:玉虫型飛行器の復元RC機
上の動画は模型ですが、人が乗れるサイズで再現したものなどもあるようで、こちらも実際の飛行に成功した例はあるようです。
日本珍スポット100景:ライト兄弟よりも早かった飛行機の発明「飛行神社」【京都】
敷島工藝社産業部:平成15年12月度・月報 9.日本人が地上を離れた日
 明治24年4月29日、二宮翁は25歳の春、四国丸亀練兵場で、聴診器のゴムを動力にした
カラス型模型飛行機をわずか10m飛ばすことに成功した記念すべき日です。
 この日を記念した地元の八幡浜市では、毎年4月29日には、市主催の模型飛行機大会が開かれ、
さる平成3年(1991)度には、二宮忠八飛行実験成功偉業100周年記念特別企画として、
忠八翁発明の有人飛行機の試作と試乗実験が行われました。

 日本大學航空工学の先生の指導の下、地元の工業高校生による忠八翁の設計図に基づく飛行機を
試作し、海岸をその飛行機のための滑走路まで造成して記念事業を進めました。
 (開発の経緯は、「飛行神社」内の解説ビデオに収録されています。)
 そして、明治24年4月29日から丁度100年目の平成3年10月20日、二宮忠八翁の再現機が
八幡浜で40メートルの飛行に成功しました。
各地の航空博物館やゆかりの地などには、それら再現模型等が展示されている場所もあるようで……
二宮忠八飛行館ホームページ
展示航空機一覧:玉虫型飛行器
写真共有サイト「フォト蔵」:玉虫型飛行器(愛媛県八幡浜)
石川テレビ「石川さん旅日記」:「石川県航空プラザその2」 7月14日放送
こころに残る風景や音楽♪:二宮忠八の玉虫型飛行器
足を運んでみるのもよいかもしれません?
私がお参りした京都の神社にも飛行神社資料館(二宮忠八資料館)がありますし、今回はとりあえずお参りだけでしたが、いずれもう少し下調べをしたうえで(知識不足で展示品を見てもあまり意味がないので)、再訪してみようかな~というところです。

しかしながらさりながら。こうして二宮忠八の凄さがわかるにつけ、返す返すもアレなのは長岡外史の先見の無さ。
後年、きちんと詫びを入れ、それも内々ではなく、「帝国飛行」に公表する潔さ。二宮忠八自身もそれを多としたようですが……
釈明を天下に示す高義心 その潔白に消ゆる長恨 (二宮忠八)
人格的にはそれでよいとしても、責任ある地位の人間には、やはり、能力的なものも要求されてしかるべきであって……長岡外史というと、乃木大将閣下への無理解でも有名なのですよねぇ。。
産経ニュース:【昭和天皇の87年】遂にロシア軍司令官が降服 世界が称賛した乃木希典の武士道精神
参謀次長の長岡外史は回顧録の中で、乃木の作戦を「同一の方法で同一の堅塁を無理押しに攻め立てた」と批判し、「第三軍参謀部の能力、如何(いかに)ひいき目に視るも感服は出来ぬ」と突き放している。

 余談だが、第3軍の作戦指導に批判的で、のちの歴史研究者らに影響を与えた戦前の陸大テキスト「機密日露戦史」(※1)は、長岡の回顧録など乃木と対立した軍関係者の証言に依拠するところが多い。戦後に乃木を凡将とする評価が広まり、現在も根強いのは、このテキストが一因だろう。
このオッサン、にこだわる暇があるなら、もう少し、ヒト・モノ・コトを見る目を磨いたほうがよかったのではないだろうかと……二宮翁ほどの人格者にはなりえない小物な当方としては、やはりどうにも、思えてしまいます。

楽天:
玉虫型 飛行器【A006】 エアロベース
1/5 カラス型 飛行器(黒染)【B012】 エアロベース
カラス型 飛行器(真鍮)【B008】 エアロベース
Amazon:
新装版 虹の翼
二宮忠八・伝―世界の飛行機発明の先駆者
竹トンボ凧と飛行機―飛行機と発明者・二宮忠八
日本の空のパイオニアたち: 明治・大正18年間の航空開拓史
雲の上から見た明治―ニッポン飛行機秘録
日本の航空機―二宮忠八「玉虫型飛行機」からの出発 [世界の航空機100年] (VHS)
乃木希典―高貴なる明治


追記:
もう一個補足。
CGSの動画の最後の〆では、二宮忠八は「神になった」と言われています。
比喩的にはそれでよいですし、二宮翁を祀った神社というのもあるいはどこかにはあるかもしれませんが。
動画で言及されている(私がお参りした)京都の飛行神社自体は、「二宮忠八が創建した神社」であって、「二宮忠八を祀った神社」ではありません。
御祭神はあくまで饒速日命(天磐船に乗って天下ったという伝承があるので)、「航空事故で亡くなられた方々、技術革新、指導に当たられ航空業界に多大な影響を与えられた方々」、「薬業界の偉人とされる長井博士や二宮忠八翁が共に働いた武田長兵衛、田辺五郎、塩野義三郎などの薬学界の仲間」など。
二宮忠八翁創建 飛行神社:飛行神社の神様
二宮翁自身は、「日本航空界の神」ではあっても、「飛行神社の御祭神」というわけでもないようで……お参りの際には、一応、そのあたりの混同はしないように、というところではあるでしょうか。
まあ、神社では、創建者が摂社・末社に祀られるケースも多いですから、そのうち……かもしれませんがw
posted by 蘇芳 at 16:01| 明治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする