2019年05月19日

【動画】「並べて学べば面白すぎる世界史と日本史~第3回北条時頼とポーランド騎士団」椿 倉山満


チャンネルくらら から。


動画概要:
2018/12/02 に公開
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日本史と世界史とを並べるだけで、歴史の本質が驚くほどよくわかる!
聖徳太子とムハンマド、源頼朝とインノケンティウス3世、織田信長とエリザベス1世……。同時代の人物を比べてみれば、いかに日本が幸せ(ノンキ)な国であったのか、ヨーロッパがその対極にあったのかがよくわかる。二つの異なる歴史のどうしても押さえておきたいポイントを学びながら、日本の独自性と強みまでをも理解できる、気鋭の歴史家による「同時代史」という新たな試み。

以前こちらで「スルーしないで語ってほしい」と書いてみたポーランドについて語られているのでわりと満足ですが。。
そこから展開される、「日本は「どうなる」ではなく、「どうする」だー」、という話には倉山氏らしさがにじみ出ているような気もしないではありません。

倉山氏はあくまで憲政史家で、しかも本来の専門は桂園時代とかそのへん?
そのわりには他の時代や地域の本も粗製乱造山ほど出していますが、自ら「教養書」とか「BL小説w」とか予防線をはっているように、専門的に見ればいろいろツッコミどころはあるのでしょう。「古事記」に書いてもいないことを、あれもこれも書いてあると言いはっているのを見たときには、私ごときど素人でさえツッコみたくなったくらいです。
ただ、どこかで書いたこともあると思いますが、その手の細部は、わりと、全体の論旨を左右しないことが多いのですよね、倉山氏の本の場合。そこだけ修正すればそれですむ話。

こういう言い方をしていいのかどうか知りませんし、言いがかりかもしれませんが。。
もしかすると倉山氏、客観的に正確なだけの歴史など無意味だしそもそもありえない、くらいのことは、あるいは思っているのかもしれません。

私たちはタイムマシンなど持っているわけではありませんし、よしんば過去に遡れたとしても、同時代のあらゆる場所に偏在できるわけでもありません。現在進行形で何が起こっているかなど、実際にその時代に移動してしまえば、俯瞰できない分、かえってわかりにくいくらいではないでしょうか。また、同じ出来事を目にしても、見る人が違えば、解釈・印象がまったく違ってくるということもあるでしょう。
結局、「歴史」とは常に事後的に再構築された知識・認識以外のものではありえず……語り手の意図や目的、解釈に左右されないことなどありえない。のだとすれば、それでは、われわれ自身は、どのような「意図や目的」の下で歴史を語るべきなのか?

事実を無視したり捏造したりしろというのとは違いますが……
心頭滅却してあらゆる「意図や目的」を持たずに歴史を語るなどということができもしない絵空事だというのなら、せめてその「意図や目的」の内実くらいは問われてしかるべきではないでしょうか。

そもそも有能な詐欺師なら、「事実」を使って「嘘」をつくことくらいは、簡単にできるものです。(むしろ、事実に基づかない嘘を信じさせることのほうが難しいのではないでしょうか)
そして有能な詐欺師にとって、「嘘」はあくまで手段にすぎず、目的ではありません。詐欺師にとっての目的は、あくまで、嘘をつくことによって得られる利益であって、もしも嘘をつかずに同じ利益を得ることができるならそのほうが楽だということにもなるでしょう。
いわゆる「歴史戦」における私たちの「敵」こそ、まさにそうした詐欺師=嘘吐き以外の何物でもないということを、銘記すべきではないでしょうか。

敵がそのような詐欺師であるということは、単に「事実」において「正確」なだけの、無味無臭の歴史(のような何か)をいくらこちらがつきつけたところで、それは所詮、その「事実」の「解釈」をくりかえし敵の「意図や目的」にゆだねることにしかならないかもしれない、ということではないでしょうか?
どこまでも果てしなく都合よく身勝手に「事実」を悪用する詐欺師を黙らせるためには、それら事実の「解釈」をこそ守り抜くという「意図や目的」をこちらも持つ必要がありはしないでしょうか。
たとえそれが学問としては「不純」であり「不毛」であるとしても……降りかかる火の粉は払わないわけにいかないでしょう。

つまるところ、自然科学ならまだしも、人文科学の領域において、「純粋」に「学問」としての歴史などというものは見果てぬ夢にすぎず、私たちの生きる「現実」においては、所詮、すべての「歴史」はプロパガンダにすぎないのかもしれません。
であれば、せめて「ホワイトプロパガンダ」ではありたいもの、というべきか。。
かつて、倉山氏どころではないレベルでツッコミどころだらけの頼山陽の「日本外史」が幕末の志士を駆り立てたように、「勝つための歴史」というものは、ありうるのかもしれません??

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posted by 蘇芳 at 01:46| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする