2019年05月06日

【動画】[京都二十四節気] 立夏


N.a. から。


動画概要:
2013/01/15 に公開
◆立夏(りっか)
夏の気配が感じられる頃
新暦5月5日~20日頃


京紫~立夏の自然~
五月になると、京都は美しい紫色の花々で彩られます。
平等院や龍安寺の藤、大田沢(上賀茂)や梅宮大社の杜若、平安神宮や城陽市の花菖蒲などが有名で、毎年多くの人々が鑑賞に訪れます。
紫色は、昔から高貴な色として尊ばれてきました。京の都を舞台とした『源氏物語』でも、その名に「紫」を持つ、位の高い女性が登場しています。貴族が愛した都の紫は「京紫」と呼ばれ、紫草の根(紫根)で染められました。
後に武士の世となり、「江戸紫」など新しい紫色が生まれても、京紫は大切に守られ、今もその染色技法が受け継がれています。

端午の節句 ~立夏の暮らし~
5日5日は端午の節句。
鯉のぼりを立て、鎧兜を飾り、菖蒲湯に入って男の子の健やかな成長を祈ります。端午の節句は、菖蒲や蓬で邪気祓いをする古代中国の風習が日本に伝わり、定着したと言われます。
もともと日本でも、「五月忌み」といって、田植えの時期に邪気祓いをおこなっていました。この日本古来の風習が端午の節句と結びつき、田植え前に早乙女と呼ばれる若い娘が、菖蒲や蓬で屋根をふいた小屋にこもって身を清めるようになります。
武家社会になると、菖蒲が武を尚(たっと)ぶ「尚武」に通じるとして、男の子の節句になりました。

Present by 京福電気鉄道(株)(制作2010年5月)

和歌で単に「花」といえば桜ですが。もちろん、それで尽きるものでもありません。
四季折々、といいますが、それこそ「折々」の様々な自然が、四分類に尽きるはずもありません。
自然との付き合い方、なかんずく愛で方というものは、国により民族により文化によって様々な「様式」があるのでしょうが。
祖国の持つ「文化としての自然」の細やかな豊かさを、まずは喜ぶとともに、そうした「文化」と縁遠い生活の実態に忸怩たるものも感じる今日この頃です。。

今年のGWは別格に特別でしたが。
神社仏閣と観光客が多い街に住んでいる身としては、元来、この季節というのは、まだ夏というほど暑すぎはせず、桜の頃に比べると混雑もまだマシで、参詣参拝にはわりとよい季節のような気もします。
桜は終わりましたが、その分、緑がキレイですしね……
天候にもよりますが、花の季節の浮き立つ雰囲気より、清々しさでは勝っているような気もします。
特に神社というのはハライタマエキヨメタマエの世界ですから、むしろ醍醐味はこの新緑のサワヤカサのような気もしなくはありません。「※個人の感想」というやつですが。

この二十四節気シリーズはわりとコメントに困るというか特に書きたいこともないような動画が多いので、この際、私事を続けますが……

こちらで書いた通り、4日5日は宮内庁の地方機関で御即位奉祝の記帳を受け付けており……書いたからといって何がどうなるわけでもありませんが、他府県には近場に記帳場所がないという人だっているだろうに、自分はせっかくこんな街に住んでいるのだからということで、5日は京都御所まで行ってきました。


たぶん一番有名(?)な記帳場所だと思いますが、その分、芳名帳は大量に並べてありましたし、出身地と名前を書くだけですから、手間も時間もかからず、特に行列することもなく、サクッとすみましたが……
御所の周辺には神社仏閣もわりと多いので、散策にはもってこいです。今年は亥年ということで正月には護王神社が鬼のように混雑していましたが、御苑の中にも実は神社が三つほどありますし(内の一社には京都三珍鳥居の一つがあったりもします)、梨木神社や下御霊神社では名水や御神水が汲めたりもします。お寺なら源氏物語執筆云々の廬山寺とか、泣不動で有名な清浄華院なども御所周辺かと。

新緑ということでいえば、上御霊神社まで足を伸ばすのもよいですね。若干遠いですけど、歩いて歩けないことはないです。町中なのに不思議とフィトンチッドが満ちている気がする、雰囲気の良い神社です。敷地面積も創建当時の半分に縮小したという話ですのに、ここだけ今でも別天地。御祭神が御祭神ですから、思わず襟を正したくなる、「神妙」な異空間かもしれません。
京都の町中なのに森が~というと、下鴨神社が有名ですしここも御所から近いですが。あそこは観光客が多いですしねぇ。それはもう季節カンケーなく。しかもその糺の森の中にも何かいつのまにか駐車場とかできてしまってますし。まあ、神社の経営も大変なのだろうなーというか何というかな感じです。式年造替とかありますからね、あそこも。。

などなどとひけらかしてみましたが(京都民はこれだから…)。。
今日のところは、御所から歩いて10分?15分? 白峰神宮にお参りしてきました。
蹴鞠の家元の飛鳥井家がどうこうで、スポーツ、球技、特にサッカーの神様としてヘンに有名になってしまいましたし、それはそれで悪いことではないと思いますが。
御祭神が御祭神ですから、御代替わりの大事なタイミングで、ちゃんとご挨拶しておくのもよろしいかと。まあ、私ごとき有象無象が仁義切ったところで何の役にも立つわけもないのですがw 枯れ木も山のナントカといふことで。

拾いものの動画ですが……


動画だと拝殿には普通に鈴がぶら下がってますが。私がお参りしたときには、何か、賽銭箱の左右に大きい鈴が置いてあって、手で抱えて鳴らすようなシステムになってました💧 以前にお参りしたときもこんなんでしたっけ?? まあ、とりあえず鳴らしてきましたけどね。。
(軽く検索すると「蹴鞠の形の黄金の鈴」だったようです。本気でめっきりスポーツ神社ですな)

まあ、白峰神宮の近くには、これも変わった方向で人気の晴明神社もありますし、若い人でにぎわうなら、それもまたよしというところでしょうか。ついでにそこから堀川通をさらに南下して二条城の人込みをスルーして六角で曲がるとサカモトリョウマで有名な武信稲荷が~とかとか、言いだすとキリがない街ですな。。

以上。役に立たない突発性観光案内でした。

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posted by 蘇芳 at 02:24|  L 「京都二十四節気」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする