2019年03月25日

【動画】「2時間でわかる政治経済のルール~世の中のことを知りたかったらカレンダーを見よ」椿 倉山満


チャンネルくらら から。


動画概要:
2019/02/03 に公開
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ネットの登場で誰でも簡単に公開の場で罵り合う議論することができるようになって、右だの左だのパヨだのウヨだの好き勝手な自称他称蔑称をまき散らす光景もおなじみになりましたが。そもそもどこまでわかって言っているのか? こちらで軽く触れましたが、天皇陛下を顎で使って国家を「改造」しろとほざいた社会主義者を「保守」と呼んでいる自称保守を見かけて頭を抱えたのもわりと最近。
保守だの愛国だのというのは、そもそも何なのだという、そこから整理しなおさないとどうにもならない気もします。
バークかバジョットか、コークでも読めばよいのですかね?

しかしそれで、憲法とは歴史であるー、国柄がー、伝統がー、慣習法がー、となったところで、自称愛国保守の歴史観というのも、(自虐史観よりマシなのでしょうけれど)、いろいろ謎が深いのですよね。。

大東亜戦争一つとっても、彼らの語りたがるトピックというのは妙に狭く限定されていますし、結果的に共産主義の「き」の字も出てこないのはこちらで書いた通り、当ブログの最初のスタートにもなった疑問。
また、近代以前に遡っても、自称保守派の歴史観にはいろいろ不可解な点を感じます。
大方の自称愛国保守は、幕末維新の志士とかが大好きですが、彼ら幕末の尊皇家が持っていた歴史観・思想傾向については、どれくらい理解しているのか? 当ブログでは何度も引用している頼山陽をはじめとする江戸時代の名だたる思想家の仏教嫌いは、これもまた自称愛国保守が大好きな「古事記」からは説明がつかないでしょう。そうして「日本書紀」を無視したまま、江戸の仏教嫌いの尊皇家と、飛鳥時代の聖徳太子を平気で並べて礼賛するのが自称愛国保守ですが……崇峻天皇を弑逆した蘇我馬子とがっちりタッグを組んだ聖徳太子が、どの口で「承詔必謹」と仰せあそばされるのか、彼らの口から説得性のある説明を聞いた記憶はあまりありませんし、そもそも説明の必要性すら感じていないようにすら見えるのが、当方には不思議で仕方ありません。
その後の奈良時代の政争や仏教についても、「続日本紀」を読んでみれば、自称愛国保守の捉え方には、虫のいい牽強付会を相当多く含んでいるように感じますし、武家の時代についても、そうですね……たとえば渡会神道に傾倒した北畠親房の「神皇正統記」がこちらこちらで書いたように、特定の天皇・上皇に対する無茶苦茶な罵詈雑言を含んでいることについて、自称愛国保守はスルー力を発揮しすぎな気もします。南朝方と関係の深い渡会神道は、室町時代以降に神道界を牛耳っていく吉田神道とは不倶戴天の敵でもありますが、いわゆる南北正閏論についても、ネット上で声の大きい自称愛国保守には未整理な人が多いように見えます。(「本物」の愛国保守は違うのかもしれませんし違ってほしいところです)
また、そうした一部の愛国保守が言いたがる「シラス」「ウシハク」についても、こちらで書いたように、幕末の志士の一人・真木和泉などは思いっきり「ウシハクに一票」な発言を残していたりもして、天皇の親政/不親政をめぐる議論についても、より精度の高い把握が必要ではないのかと思わされます。

ネットの登場で誰でも簡単に罵り合うことができるようになって、右だの左だのパヨだのウヨだの好き勝手な自称他称蔑称をまき散らす光景もおなじみになりましたし、私も人のことは言えませんが。それではその状況の中で、自分は何を考え、何に賛成し、反対し、誰を支持し、誰を敵視しているのか? 考えたり理解したりする前に、決めて(決めさせられて)はいないか? そういう気がしないこともない今日この頃ではあります。

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posted by 蘇芳 at 02:10| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする