2019年03月24日

【動画】特別番組「孔子の教えを最も実践している国は?~なぜ論語は「善」なのに儒教は「悪」なのか」石平 倉山満


チャンネルくらら から。


動画概要:
2019/03/23 に公開
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Amazonでも楽天でもいいですが、「論語」で検索すると、原典以上に大量に沸いてくるのが、その解説本。あるいは解説っぽく見せかけて、孔子ではなく自分の人生論を講釈している(だけの)本。
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もちろん、中には良いものもあれば、悪いものもあるのでしょうが……
考えてみれば江戸時代に官学になりおおせた朱子学なども要は朱熹によるその手の「解説」の一種にすぎないとも言えるわけで。当然のように、「論語」自体とはかけ離れたものになっている、とは、しばしば指摘されるところ。
石平氏の前著「なぜ日本だけが中国の呪縛から逃れられたのか https://amzn.to/2ush7A0」なども、そういう趣旨で話が進んでいたかと。
さらに一歩進めて、朱子学どころか、そもそも「儒教」そのものが、実はその始めから、「論語」「孔子」とは縁もゆかりもないコジツケ、便乗商法にすぎなかったのだ、というのが、今回の新著の主旨……でしょうか?(そう片づけてしまってよいのかどうかは未読なのでわかりませんが)。

こちらで触れたように、儒教という悪に染まりきらなかったこと、相対化しえたことが、日本の強みだと主張した石平氏の前著は、最後、その悪であるはずの儒教が近代日本において復活したことをどう解釈すべきか、新たな問いを提示するところで終わっていました。(私の理解が間違っているかもしれませんが💦)
「儒教」と「論語」との関係の見直しは、その前著から積み残した問いに答えるための、試みなのかもしれません?

まあ、その試み自体が、無数の「論語本」の山に、また新たな一冊を付け加えるだけの話だと……言ってしまえばそれまでかもしれませんがw
裏を返せば、そうして猫も杓子も「論語本」を書き続けてきた、猫も杓子も(「儒教」ではなく)「論語」そのものをどう読むべきかと問い続けてきた。その営為の積み重ね自体、日本的な「知」のスタイルでもある……のかもしれません??

日本人なら誰しも、「論語」の一節や二節は漢文の授業か何かで読まされたことがあろうかとは思いますが、わざわざ全編を読もうという人は、まあ、少数派ではあるでしょうし、チャイナ思想なんぞ読んでいる暇があるなら先に記紀を読め~というのも道理ではありますがw
動画で言うように、「論語」こそチャイナと最も縁遠い思想だというのが本当なら、日本人たるもの、一度くらいは、孔子自身の言葉と向き合っておいても、よいのかもしれません?

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ラベル:石平 儒教
posted by 蘇芳 at 00:54| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする