2019年02月06日

【動画】日本人だけが知らないインテリジェンス「アメリカを大戦に巻き込んだ英国プロパガンダ」柏原竜一 秋吉聡子


チャンネルくらら から。


動画概要:
2019/02/06 に公開
メディアと作家が英国プロパガンダを動かした!?

英国はプロパガンダが上手い。のはいいですが……
見事に成功して米国を引きずりこんだはいいものの、あれよあれよというまに覇権国の地位を奪われていくというオチがついているわけで。
禍福はあざなえるナントヤラといいますか、皮肉なものではあるかもしれません。

といって、大英帝国没落の過程で解消されたのが日英同盟だったりもしたわけですから、他人事でもありませんが。。

上の動画だと第一次世界大戦当時の英国の話にもかかわらず同盟国・日本がほとんど登場しませんが。
かろうじて参戦だけは果たして、海軍はわりとがんばったものの、陸軍の欧州派兵までには至らなかったわけで。凄惨な殺し合いに「かかわらずにすんだ」という意味では幸いだったと同時に、情報戦はもちろん、戦車、毒ガス、航空機、などなど戦争が質的に変化したとも言われるこの大戦。その近代戦へのコミットが中途半端だったことが、日本の認識に国際基準でのズレや遅れを生じさせた面もないではないかもしれません?

「サイレント・パートナー」といえばパリ講和会議における日本を揶揄する語ですが……
戦争を語り継ぐ:日本外交の栄光と挫折(1)
Global Management Laboratory Inc:サイレントパートナー
nippon.com:第1次大戦後の大国間協調と日本外交
裏を返せば、「もっと喋ってこっちの味方をしてくれ」という、同盟国イギリスの声なき悲鳴が込められていた、とか何とかいう話もなくはないようで……倉山満「大間違いの太平洋戦争https://amzn.to/2GhucED」あたりを読むといっそ英国がカワイソウになってきます。

正義の大日本帝国が白人の人種差別と戦った~という「史観」では、本来、世界最大の植民地所有国・大英帝国が最大の悪役になるはずですが……聖戦史観を唱える自称愛国者の間でも、反米に比べれば、反英の風潮は意外なほど少なかったりするのは、ある意味、謎かもしれません。
今さら悪口を言っても価値がない、それだけ英国が凋落したということかもしれませんが……
裏を返せば、それも英国の「上手さ」でもあるでしょうか?

何にせよ、日露戦争では日英同盟を誇り、第一次大戦ではマルタの特務艦隊を誇っておきながら、大東亜戦争では一転、人種差別と戦ったと主張する一方で……その大東亜戦争が終わって昭和天皇が英国に行幸あそばされれば、あっさりと両国の友好の復活を称えるというのも、見方によっては尻の軽い話ですが。
愛国のインテリジェンスを云々するなら、その尻の軽さについても、無駄に反省するのではなく、もう少しうまく「プロパガンダ」する術を、日本も身につけたほうがよいのかもしれません?

反米にせよ反日にせよ、戦後のそれもまた、所詮、別の誰かのプロパガンダの結果だったりもするわけですし……
情報戦・インテリジェンスのありかたについて、いいかげん、日本も「遅れ」を取り戻したいところではあるでしょうか。

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