2019年01月22日

【動画】すばやく学ぼう!世界の百年 第2回「王莽の中国」


チャンネルくららから。


動画概要:
2014/08/24 に公開
一世紀の中国、王莽の新から後漢へ。
今回も中国史のパターン1~7に当てはまる!
そして、やっと世界史の点と点がつながってきますよ

冒頭でチラッとだけ触れられているキリスト教について前回のつづきをさらに少し妄想すると。ユダヤ教に喧嘩を売ってユダヤ人には排斥されましたが、一方で、結果的に多神教のローマ人には受け入れられてしまうわけですから、最終的には仏教と類似の「多神教ベースの世界宗教」に近づいていくのかもしれません?
日本の神仏習合の場合もそうでしょうが、「接ぎ木」には台木との相性も重要。どちらか一方の都合だけで決められるものでもなく、相互に作用していくものなのでしょう。キリスト教もまた、欧州に広まる過程では、土俗化し、世俗化し、マリアやセイントに対する信仰など、多神教に近づいていく面もあるといえばあるでしょう。
ただ、もともとヒンドゥーの多神教世界から発生した仏教が改革のたびに穏健化していくのに対して、元はユダヤの一神教に根差すキリスト教は改革のたびにむしろ過激化しかねない危険性と表裏のような気はします。真面目な人が原理化すると、そもそもの原理が「危険思想by倉山」ですから、危ないことにしかならないわけで……その究極が「第三の契約」かもしれません?

閑話休題。

倉山氏のチャイナ史のパターン。ネット上ではわりと有名になりましたし、その分、「発狂」する人も多いようですが。それはそれで倉山氏の思う壺というか掌の上という気もしないでもありません。
細部の事実認定には怪しいところもあるのでしょうけれど、困ったことにというべきか、総体としては当たらずも遠くないウマイことを言いあてるのですよね……倉山氏。

(余談ですが、以前にもチラッと書いたことがあるように、「日本一やさしい天皇の講座 https://amzn.to/2FHuvYG」には、眉輪王が安康天皇に虐待されただの、武烈天皇が殺されただのという記事が「古事記」に書いてあるという、わりと滅茶苦茶なことが書いてあります。それ自体はいくらツッコんでもツッコみすぎることはない話ですが。しかし、そんな細部にいくらツッコんでも、全体の論旨が左右されるわけでもないというのも事実。要は「記紀には皇室にとって都合の悪い記事がいくらでも書いてある。皇室の都合でデッチアゲタという言いがかりは的外れ」と言いたいだけですから……列挙してある実例が勘違いなら、そのケアレスミスの部分「だけ」をサクッと修正すれば、他を書き直す必要はないのですよね。もちろん、一事が万事式に揚げ足を取ることは可能ですが、揚げ足取りはどこまで行っても揚げ足取りであって、建設的ではありません。それを承知でネガキャンをしかけてくるアレも実在するのですから注意はしてほしいところですが。。)

森の絵を描くときに、木の一本から書き始める画家はいませんし、一本の木を描くときに木の葉の一枚を克明に描くところから始める画家もいないでしょう。
「細部」の積み重ねと「全体」の構成と。相互にどういう関係にあるというべきなのか、たとえ話では追いつきませんが。少なくとも、森を見て木を見ないことも、木を見て森を見ないことも、ベクトルが逆なだけで、誤謬としては同程度であるようには思えます。

チャイナ史の「パターン」とやらも、細部がアレだと騒ぐ一方で、総体として異様に「もっともらしい」というこの「らしさ」のゆえんには、多少の注意を払ってもよいような気はします。

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