2018年12月08日

【動画】文部省唱歌「青葉の笛」(明治39年)


S. ENDO から。


世界の民謡・童謡:青葉の笛 歌詞の意味 平敦盛
大本山 須磨寺:源平ゆかりの宝物
Wikipedia:平敦盛
Wikipedia:平忠度

一番二番とも「平家物語」の有名エピソード。
全編の構成というか、歴史の流れ的には、さして重要というほどでもない、あくまで一種の「こぼれ話」ですが。
そうした小さな物語、個々人の生きざまが日本人の心をとらえて離さず、語り継がれてきたという、情緒の連続性には目を見張るべきものがあるようにも思います。
「敦盛」などは謡曲や幸若舞にもなっていて、「人間五十年~」といえば、実は幸若舞のほうらしいですが、信長のお気に入りとして有名ですね。
まあ、熊谷出家の物語でもありますから、身も蓋もない言い方をすれば、仏教説話としての布教効果もあったのかもしれませんが……人のこころをつかみやすいからこそ、布教の役にも立つ、とも言えるわけで。それを思えば、やはり日本人は、この物語に特別情緒を動かされやすい心のありようを持ちつづけてきた、と言えるのかもしれません。

……と、しかつめらしく言ってみる私自身は、それではそうした「連続性」の端に連なって、きちんとそれを継承しているだろうか。端的に言ってこのエピソードに「グッとくる」ものを感じる能力を失っていないだろうか、と……顧みれば心もとないかぎりですが。

かつては学校でこうした歌を教えていて、子供のころから古典や歴史上の人物に親しんでいた、わけで。
日本人なら知らない者はいなかったのでしょうにね……
(「平家物語」であれば、まだしもマンガやアニメのネタにされることもあり、ドラマ・映画・小説等もありますから、まだしも、受け継がれているものも多いとは思いますが)
幼いころから親しむか、大人になってから慌ててお勉強するか……まあ、理解力がある分、後者は後者でそれなりに意味はあるのでしょうけれど、前者の機会が激減しているとすれば、やはり、少々、さみしい気はしてしまいます。

Amazon:
青葉の笛 (日本の物語絵本)
平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
平家物語 (上巻) (角川ソフィア文庫)
平家物語 (下巻) (角川ソフィア文庫)
千載和歌集 (岩波文庫)
懐かしの唱歌名曲集 春がきた
唱歌・抒情歌ベスト CDツイン・パック
posted by 蘇芳 at 20:14| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする