2018年11月19日

【動画】特別番組「皇室が途絶えなかったのは偶然~国民が知らない上皇の日本史」海上知明 江崎道朗 倉山満


チャンネルくらら から。


動画概要:
2018/08/19 に公開
★お陰様で発売一週間で重版御礼!国民が知らない 上皇の日本史 (祥伝社新書) 倉山 満 : https://amzn.to/2QUCNyD
序 章 新帝践祚を前に
第一章 光格上皇の先例から学ぶ
第二章 古代の上皇と先例
第三章 名君の死と摂関政治
第四章 院政──「治天の君」の権力と陰謀
第五章 武家政権と両統迭立
第六章 上皇不在は、乱世の証
第七章 皇統を守るということ

南北朝というか室町幕府については、同じチャンネルの「足利の時代」あたりも見ておけばよいのですかね?

足利義満の簒奪説については動画でも挙げられている今谷明の「室町の王権―足利義満の王権簒奪計画 (中公新書) 」を読んでおくとよろしいかと。
大正時代の田中義成が義満について書いているのは、「南北朝時代史 (講談社学術文庫 334) https://amzn.to/2QZDXZO」かしら? それとも「足利時代史 (講談社学術文庫 341) https://amzn.to/2PEeRD1」のほうになるのかしら? (両方読んどけばいいようなものですが)

とりあえず今谷明氏は天皇と武家――「権威」と「権力」――の分担についていろいろ著作のある先生ですね。
武家政権の時代については、通説的な記述では、どうしても天皇・皇室の存在感が薄くなりがちかもしれませんが……
試練の時代だったからこそ皇室もさまざまな紆余曲折を経ていろいろな意味で自覚を深めておいでになった時代だった……のでしょうか?

そういえば、南朝の開祖となられた後醍醐天皇が天皇親政≒「権力」を志向されたのに対して、室町~戦国時代の終わりに君臨あそばされた正親町天皇や、豊臣政権~徳川幕府初期に君臨あそばされた後陽成天皇は、こちらでも書きましたが、立憲君主的な「権威」としてのおふるまいが堂に入っていたようには思います。

こちらのシリーズで倉山氏が君主の三類型を整理し、他国の皇帝がことごとく身を亡ぼした一方、日本の天皇陛下だけが時代の試練を乗り越ええたのは、六人の「専制君主」に対して、天皇だけが「立憲君主」だったからだと結論付けていたように思いますが……
よりにもよってその明治時代に、「権力」志向の南朝こそが正統視されるに至ったことは、何とも皮肉な成り行きだったということにもなるでしょうか?
今年は明治150年だそうですが……
維新の偉業を顕彰するのもよいですが、一方では、その後遺症についても、やはり、問い返す必要はあるのかもしれません?

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倉山満が読み解く 太平記の時代―最強の日本人論・逞しい室町の人々
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足利時代史 (講談社学術文庫 341)
初期室町幕府研究の最前線 ここまでわかった南北朝期の幕府体制 (歴史新書y)
posted by 蘇芳 at 19:36| 南北朝・室町時代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする