2018年11月02日

【動画】『ちば見聞録』#018~#019「房総の偉人~日蓮~」


こちらで日蓮の名前が出たので。
千葉テレビ放送(チバテレ)から。





動画概要:
2014/08/18 に公開
『ちば見聞録』
毎週土曜日 20:00~20:25
(再)月曜日 11:30~11:55

佐倉市にある国立歴史民俗博物館の協力のもと、千葉県各地にまつわる自然や歴史、文化、郷土が生んだ魅力的な人々・郷土史の偉人などにスポットを当てて紹介。
「ちばの魅力」を再発見するとともに、現在に残されているもの、受け継がれているものを紹介します。

【#018 房総の偉人「日蓮」(前編)】
鎌倉時代に安房の国に生まれた日蓮宗の開祖・日蓮。
その足跡や伝説、ゆかりの地などを紹介します。

【#019 房総の偉人「日蓮」(後編)】
鎌倉時代に安房の国に生まれた日蓮宗の開祖・日蓮。
その足跡や伝説、ゆかりの地などを紹介します。

こちらで触れたように戦前の日本では妙に日蓮系のオカルトがはびこっていた気配がないでもないようで。

そういえば、昔、来日したケネディが「日本で最も尊敬する政治家」との質問に答えて挙げた「上杉鷹山」の名前を、日本人のほうがロクに知らなかった、という話がありますが……そのケネディが読んでいたのが、内村鑑三の「代表的日本人https://amzn.to/2SEJxlp」。その本のなかで取りあげられている仏教者が、聖徳太子でもなければ空海でも最澄でも法然でも親鸞でも道元でも蓮如でも明恵でもその他その他でもなく……やはり、日蓮。

どうも日蓮、いわゆる「歴史上の人物」のなかでも、「近代」日本にとって、ある種、特別の因縁がある仏教者なのでしょうか?

上の動画ではそのあたりは漂白されていますが……

しかし動画の範囲に限ってみても、そもそも先に他宗に喧嘩を売っておきながら、当然の反撃を受けたら「弾圧された~」というのも虫のいい話ですし。
元寇関連の「予言」だの何だのも、日蓮が国難を救ったわけではないのは当然ながら、もっと言ってしまえば、国難を自宗のプロパガンダに利用したとも言えるわけで、日蓮自身が相当に政治的な俗気にまみれた野心家だったのではないかという気もしないでもありません。

そうした日蓮の性格に加えて、元寇関連の伝説や、立正安国論の国家主義(?)など、特に政治的に利用しやすい傾向が強かったのが、日蓮宗でもあったのでしょうか?
夫れ国は法に依つて昌へ、法は人に因つて貴し、国亡び人滅びなば、仏をば誰か崇べき、法をば誰か信ずべきや、先づ国家を祈りて須らく仏法を立つべし
(これはこれで一見もっともらしいですが。それで時の幕府≒国家権力に弾圧されていれば世話はないとも言えますな。。)

まあ、日蓮の真意とは別だ、後世の誰かれが日蓮の名を騙ってその思想を歪めたのだ、と、言い張ることもできるかもしれませんし、そもそも宗教がたやすくカルト化するのは何も日蓮に限った話でもありませんが……

こと日蓮に関しては、Amazonあたりで適当に検索するだけでも、
Amazon:
[新版]日蓮仏法と池田大作の思想 https://amzn.to/2P3P07k
日興門流と創価学会 https://amzn.to/2P4zM1z
日蓮正宗の敵 池田創価学会を解散させよ https://amzn.to/2FaQUyv
日蓮大聖人に背く日本は必ず亡ぶ https://amzn.to/2CWY5HB
などなど、単に「昔のエライお坊さん」というだけではすまない類の生々しさが、今なお、尾を引いているような気配が感じられないこともないかもしれません?(それとも他のお坊さんについても、こんなにアサッテの方向でかまびすしいのかしら?)
そういえば「日蓮 (山岡荘八歴史文庫)」を書いた作家さんも、(信者とまで言えるほどだったのかは知りませんが)、生長の家の谷口雅春と仲が良かったとか何とか。
光明掲示板・第二:雅春先生、山岡荘八氏と対談
ベクトルは学会とはまったく違いますが、これはこれでやはり「政治」に熱心な教団だったかと(最近はアレなことになっているとも聞きますが💧)

だからどうだというわけでもありませんが……

特攻隊を「神風」と名付けてしまったわが国。
元寇の時代に書かれた「立正安国論」くらいは、一度、きちんと読んでみたほうがよいのかもしれませんね。
(宗教家としてというより、あるいはむしろ、活動家の類としてかもしれませんが)

Amazon:
近代日本の日蓮主義運動
石原莞爾の変節と満州事変の錯誤
日蓮「立正安国論」全訳注 (講談社学術文庫 1880)
代表的日本人 (岩波文庫)
ラベル:仏教
posted by 蘇芳 at 21:09| 仏教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする