2018年11月01日

【動画】「明治天皇の世界史~第3回 徳大寺実則 大帝の影法師」倉山満 椿


チャンネルくらら から。


動画概要:
2018/10/21 に公開
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Wikipedia:徳大寺実則

「天皇親政を口にするやつの特徴」 前回も書いたのでくりかえしませんが、よくわかる話ではあります。
それを阻止したというのが本当ならその一事を以てしても特筆大書してよい名かもしれません、徳大寺実則。

もちろん、倉山氏の話をそのまま鵜呑みにしてよいかどうかはワカリマセンし、wikiの書きぶりなどは、倉山氏の話とはだいぶニュアンスが違うような気配もありますが。
Wikipedia:佐々木高行 - 天皇親政運動の展開
佐々木は政府に抗議したが聞き入れられず、天皇の政治関与も抑えられ、天皇が希望した佐々木の工部卿就任はならず、29日に侍補達が反対していた井上馨が伊藤の後釜で工部卿になったこと、侍補の一員で宮内卿を兼任していた徳大寺実則が政府に侍補を解任されたことなどで侍補の運動は抑えられていった。
しかし、それをジャッジしようにも、徳大寺はもちろん、佐々木高行の名前も、一般向けの教養書程度には滅多に登場しない気もしないでもありませんから、取りつく島もありません。
倉山氏の著書には個人的にわりと警戒感も強いのですが。しかし、やはり、商売はうまいですねw 天皇傀儡親政運動が展開したのが、大久保暗殺~明治十四年政変の間という、概説書ではスルーされがちな時期であることも含めて……とりあえず目を通してみないと始まらないような気にはなってきました。

まあ、副題が「世界史」だの「六人の皇帝たち」となっていますから、徳大寺にばかり終始するわけでもないのでしょうが……
前回書いたように、忠義の仮面をつけて、立憲君主制を否定し、天皇傀儡化を企てる輩と、それら徒輩を英雄視する低能は後を絶ちませんから……それら誤謬の歴史にけりをつけるためにも、明治立憲体制の建設者・護持者たちの存在を振り返っておくことは、意味のあることかもしれません。

加えて、そうした役割が、公的・制度的な肩書や地位によって代行しうるものではなく、いわゆる阿吽の呼吸やツーカーの関係といったすこぶる私的・個人的な人間的な”何か”によってしか果たし得ないものかもしれないことにも、思いを致すべきかもしれません。
どんなに立派な制度や法律があったとしても、結局、最後に国家の命運を定めるのは「人」あるのみ、とすれば……他人事なら「だから面白い」ですみますが、祖国の現在はた未来を思うときには、恐ろしさもまた感じられます。宝祚の隆えまさむこと、まさに天壌と窮り無けむ、と、浪漫的に謳いあげていればすむというものでもないでしょう。人を得た時代と合わせて、人を得られなかった時代の悲劇からも、しっかり学んでおきたいところです。

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posted by 蘇芳 at 19:42| 明治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする