公式チャンネルJapan Heritage Project & Izumo JAPAN から。
動画概要:
1)2018/03/30 にアップロード
2)2018/03/04 に公開
Learn more about Izumo:
http://www.izumo-kankou.gr.jp/english/
Production support from TBS VISION
日本遺産ポータルサイト:日が沈む聖地出雲
旭日の伊勢と入日の出雲。
出雲側からはよく聞く話ですが。伊勢の側からそういう話を聞くことは、さて?
もう一つの天皇家、とか何とか。事あるごとに頭をもたげる出雲側の対抗意識は、どこぞの反日に利用されやすくもあり、当方の子供時代などには、「凶悪」なヤマト政権が、「平和」な出雲王国を「侵略」したかのような妄想を、さも史実めかして語る記事や番組も、しばしば見ないではなかった気がしないでもありません。
(初代天皇の実在を否定したくてタマラナイ反日勢力が、出雲国王の実在は妄想するのですから世話はありませんが)
こちらやこちらなどでも言及があった通り、日本人はかなり早い段階から鉄器を生産・使用していた形跡があるにかかわらず、実用性でそれに劣る銅器・青銅器が大量出土した荒神谷遺跡などを見るに、古代出雲が独特の祭祀文化を持っていたことは間違いないのかもしれません。
「出雲国風土記」に見る数字へのこだわりも独特といえば独特ですね。
ただ、それを言うなら、大陸に近い(邪馬台国を云々されることもある)北九州あたりにも、それなりに独特な文化はあったでしょう。むしろ、天孫降臨以前に、独自の地方文化を持っていなかった地方豪族がどれだけいたのか、という気もします。
そんななか、伊勢と出雲と並び称されるほどの地位を勝ち取った出雲国造。
社殿の規模はもちろん、古事記に占める出雲神話の過大な比重、スサノオ(須佐の王とも読める)が天照大神の弟とされていること、「出雲国造神賀詞」など、数々の「特別扱い」は、大和が出雲を「侵略」したどころか、朝廷こそが出雲に大きく配慮・譲歩しているようにも見えます(今風の反日語で言うなら「忖度」ですか)。
古代に何があったのか、容易にわかるはずもなく、一部は永遠に謎のままかもしれませんが……
いずれ解明するなら公平に学術的に解明されるべきですし、わからないなら正直にわからないと認めるのも学問的な態度というものでしょう。
古代出雲の研究が、反日イデオロギーの先入観に左右されないことを願うばかりです。
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