明和町公式動画 から。
動画概要:
2017/05/08 に公開
平成27年4月 文化庁が新たに創設した制度「日本遺産」に明和町が申請した「祈る皇女斎王のみやこ 斎宮」が認定されました。この番組では「祈る皇女斎王のみやこ 斎宮」を語る上で不可欠な文化財群をご紹介します。第12回目は「斎宮跡」です。
斎宮歴史博物館:斎宮跡発掘調査50年のあゆみ
明和町ホームページ:斎宮 > 斎宮跡
斎宮跡の発掘調査から史跡指定にいたる経緯はすでにこちらで一通りふりかえりましたし、上のリンク先なども参照していただければ。というところですが。
そちらに書いてある通り、国指定史跡斎宮跡は東西約2キロメートル、南北約700メートル、約137ヘクタールに及ぶ広大な範囲。
上の動画だとそのあたりが伝わりきらずに混乱するかもしれませんが……建物や方格地割が再現された一画だけが斎宮跡というわけではなかったようにも思います(見所・ハイライトの一つではあるのでしょうが)。
動画の最後の地図にもあったように、復元建物等が整備されているのは「さいくう平安の杜」でしょうか?
産経ニュース:国史跡・斎宮跡復元の「斎宮寮庁」完成 11月8日まで記念特別展 三重周辺には「斎宮跡歴史ロマン広場」や「いつきのみや歴史体験館」など、いろいろあるようですし、
観光三重:さいくう平安の杜の観光スポット情報
いつきのみや歴史体験館地図を見るに、先日の竹神社の近くでもあるようですね。
観光三重:斎宮跡歴史ロマン広場の観光スポット情報
現地を訪れる機会があれば、いろいろひっくるめて散策してみてください。というところでしょうか。
[ここに地図が表示されます]
12本も動画を作るならもう少し整理してくれという気がしないでもないシリーズでしたが。。
何はともあれ、教科書的な歴史区分で言えば奈良時代~平安時代~鎌倉時代を通じて660年ものあいだ存続し、国家祭祀の一翼を担ってきた「斎宮」。
最近あまり口にされなくなった「日本を取り戻す」のスローガンですが……それを空回りさせず、そもそも取り戻すべき「日本」とは何なのかを考える上でも、「幻」のまま埋もれさせておいてはいけない存在かもしれません。
史跡指定から36年。「斎宮」をめぐるストーリーは、2015年4月、日本遺産に登録されました。
日本遺産ポータルサイト:祈る皇女斎王のみやこ 斎宮
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伊勢斎宮跡―今に蘇る斎王の宮殿 (日本の遺跡)
伊勢斎宮の歴史と文化
日本遺産