2018年05月03日

【動画】特別番組「学校では教えられない歴史講義~満洲事変」宮脇淳子 安達誠司 倉山満


チャンネルくららから。


動画概要:
2018/04/29 に公開
学校では教えられない歴史講義 満洲事変
倉山 満 : https://amzn.to/2Kv2Olc
◆本書の内容
序 章 満洲事変を正しく知って賢くなろう
第一章 満洲事変•前史1
〜「平和ボケ」日本の幕開け〜
第二章 満洲事変•前史2
〜ババをひく日本〜
第三章 満洲事変
〜「憲政の常道」の終焉
第四章 満洲事変 その後
〜不幸になっていく日本と世界〜

反日左翼の嘘は論外にしても、保守派の話を聞いても今一つすっきりしない満洲。

満洲の発展ぶりをとらまえて、日本は素晴らしいことをした、という人もいますし、それ自体は事実なのでしょうが、しかしそもそもなぜ日本がそこまでして「外国」の面倒を見てやらなければならないのか? そこからして現代の感覚ではピンときません(動画によれば、当時すでに、大陸や半島の「日本化」などやめておけという識者もちゃんとしっかり存在したというのですからなおさらです。有名な脱亜論だって明治の昔からあったわけですし)。
対ソ防衛のため、防共の防波堤~といえばもっともらしいですし、以前にも書いた通り、その構想なら日露戦争当時からあったことも確かです。が、それならそれで、その後の経緯についての保守派の説明に、ソ連はどれほど登場するか? いつのまにか支那の問題に話がすりかわって、ソ連の影が薄くなっていくような気もします。
(東條英機の宣誓供述書 https://amzn.to/2HJOvve は日本人なら必読の名著ですが、東條に言わせると、日本の念願は最初から最後まで徹頭徹尾「支那事変」の解決だった、ことにもなるようです。対ソ防共のために満洲で事を起こした結果、支那事変を誘発したので南進して東南アジアを解放するついでに対米戦争して負けましたとか、意味がわかりません)
目の前に見える敵にだけとらわれて、影の黒幕を忘れてしまったのなら迂闊な話ですが、当時からそうだったのか、それとも現代の論者がそれを隠蔽・歪曲しようとしているのか、素人的には判断がつきません。
そもそも「日本は素晴らしいことをした」という保守派の物言いも、所詮、左翼の嘘に対する「反論」であって、その時点で、受け身すぎる気がしないでもありません。

日本は何のために何をしようとしたのか?
当時の日本の、国家としての主体的な意思について、(それが存在したのか否かも含めて)、もう少し腑に落ちる説明を聞いてみたい気はします。
倉山氏の言うことが全面的に正しいとは限りませんし、歴史をめぐる言説というのはそもそもそういうものでしょうが……
「当時の日本にとって満洲とは何か?」という問いについて、あらためて整理をつけるには、よさそうな本ではあるのでしょうか?
いつものくららの○○宣伝でなければよいですが……

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日本人が知らない満洲国の真実 封印された歴史と日本の貢献
脱デフレの歴史分析―「政策レジーム」転換でたどる近代日本
よみがえる 松岡洋右
満洲は日本の生命線なり 「動く満蒙」改題
全文 リットン報告書【新装版】
posted by 蘇芳 at 20:08|  L 大東亜戦争 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする