2018年04月16日

【動画】江崎道朗のネットブリーフィング「日米の防衛政策論議の実態」


チャンネルくららから「江崎道朗のネットブリーフィング」4月16日号。


動画概要:
2018/04/16 に公開
日本の軍事力 自衛隊の本当の実力 (ベスト新書)
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防衛省・自衛隊:防衛白書
国家安全保障戦略
図表II-1-3-2 「国家安全保障戦略」、「防衛大綱」、「中期防」及び年度予算の関係
図表II-1-3-3 国家安全保障戦略の概要
資料5 国家安全保障戦略(概要)
外務省:日本の安全保障政策国家安全保障戦略

前半は役人の作文をめぐるツッコミが多いせいか、少々込み入っていますが……
経験談が入ってくると、さすがにやはり説得力がありますね。
もっとも、中村さんの経験というのは、あくまで「海上自衛隊」での経験でしょうから……海自については具体的かつ手厳しいですが、陸自、空自については同じレベルで鋭く批判するというわけにもいかない面もあるのでしょうか。打撃力に関する議論など、やや〝隣の芝生”的なニュアンスもないではないかもしれません?

まあ、一般論として、「一人」の専門家の経験「だけ」がすべてではないことに引き続き注意は必要でしょうが……

個人的に、前回に比べて興味深かったのは、その「経験」にもとづいて「米軍」の存在が語られている点でした。
いずも空母化の件、私も前回、米軍のご意向ではないのかと書きましたが……「経験」にもとづく感覚というか嗅覚的には、やはり、中村さん自身、そう「邪推」してはいるのですね(29:10~)。そりゃそうか。
もっとも、江崎さんは「逆」だと言っているようですが……

個別案件の真相についてはもちろんワカリマセンが、自衛隊&日本の防衛政策などというものは「所詮、米軍さまの言いなりデスヨネー」とつい自虐してしまう、そういう感覚が、中村さんのような経験者から、私のようなど素人まで、わりと広く蔓延してしまっているかもしれないこと自体は、一面の真理として、注意しておいてもよい気がします。
何となれば、そういう自虐的な投げやりさ(当事者意識の麻痺といってもよいかもしれません)こそが、日本の安全保障にとっての宿痾なのかもしれませんから……
江崎さんが語っている米軍側からのツッコミについても、真面目に受け止めておくべきかもしれません。

現代というのが、他国との連携なくして一国の安全保障も語れない時代、一国平和主義などというものが事実上ありえない時代ではあるにしても、(あるいは、そうであればなおさら)、集団的自衛権行使の現場で足手まといにならないためには「自分の国は自分で護る」という「気概」はやはり、なお必要でしょう。
その自覚や気概を奪われつづけてきた70年……
日本の防衛政策・体制を立て直すためには、日本人一人一人が日本は「日本人の国」であり最終的には日本人自身が維持・管理・運営しなければ、誰も代わりにやってはくれないし、やらせてはいけないのだ、という基本に立ち返るところから、始めなければならないのかもしれません?

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posted by 蘇芳 at 20:23| ・「江崎道朗の備忘録」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする