2018年02月18日

【動画】特別番組「昭和恐慌の研究と安倍政権のリフレーション政策」安達誠司 江崎道朗


こちらの続きですね。
チャンネルくららから。


動画概要:
2018/02/17 に公開
2月16日、日銀総裁、副総裁の人事案が国会に提示されました。
日本でリフレ政策はどうやって実現に至ったのか、「昭和恐慌研究会」メンバー安達誠司さんにお聞きしました。
★日本は誰と戦ったのか 江崎 道朗 : http://amzn.to/2CrBv69
チャンネルくららTwitter:https://twitter.com/chanelcrara
ダイヤモンド・オンライン:安倍首相はなぜ「リフレ派」になったのか 高橋洋一の俗論を撃つ!
1億人の平成史:上念司さんの「アベさんがアベノミクスにたどり着くまで」

経済のことはよくワカリマセンが。
とりあえず歴史は大事。ということで。

そういえば、ネット上でも人気の名言に、
愚者は経験に学び、
賢者は歴史に学ぶ
とか何とかいうのもあったりしますね。

ただ、有名なわりに出典を提示している人はあまり見た記憶がないので確認しておくと……
愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む。
Nur ein Idiot glaubt, aus den eigenen Erfahrungen zu lernen.
Ich ziehe es vor, aus den Erfahrungen anderer zu lernen, um von vorneherein eigene Fehler zu vermeiden.
だそうで。

ビスマルクといえば三国同盟と三帝同盟とその他諸々、複雑怪奇な安全保障の網の目を張り巡らせた名宰相ですが。
Wikipedia:ビスマルク体制
惜しむらくは後継者には恵まれなかったようで。
ビスマルクの没後に始まったのが、ウィルヘルムナントカというヒゲ親父の親政で、日本もさんざっぱら迷惑をかけられたのは忘れてはいけない「歴史」です💢
日本のこころを探して:
ドイツ皇帝と日露戦争
【動画】欧米の日本叩き(日露戦争~大東亜戦争)
一時代を築いた偉人というのは、往々にして、「真似のできない」天才であり、誰にも真似ができないなら、彼がマネージメントしていた体制も、彼の退場とともに維持できなくなる道理。
清盛の死後は平家滅亡。
頼朝の死後は直系断絶、北条の天下。
信長の死後は織田家没落、家来だったはずの豊臣に天下を乗っ取られ、
その豊臣も、所詮は秀吉一代の天下。
だったように……
偉人の築く「一時代」があくまで「一時代」で終わってしまうことは、洋の東西問わずありがちであるような気はします。

どうも話がズレていきますが……

支持理由のトップがほぼ常に「他に適当な人がいない」な安倍総理にも、後継者の不在という、過去の傑物たちと同様な落とし穴はありそうな気がしないこともありません。
(「他に代わりがいない」とは、別の言い方をするなら、「後継者もいない」ということではないでしょうか)
安倍に匹敵するレベルで経済や外交やその他もろもろを自家薬籠中の物としている「ポスト安倍」はいるのか?
それを、今のうちに見つけるか育成するかしておかなければ……
「ポストビスマルク」を得られなかったドイツや、「ポスト高橋是清」を得られなかった戦前日本の、それこそ、二の舞になりかねないのかもしれません。

だからといって、では、どんな人材が必要なのか、と言われても困りますが……

とりあえず、ビスマルクの名言は、「歴史を学ぶ」ではなく、「歴史学ぶ」であり、もっと言うなら「歴史から学ぶ」です。
しかも一般に「歴史」と意訳されている部分は、直訳だと「他人の経験」になっているようですし、「賢者」の語もありません。

「自分の誤りを避けるため」というのは、自分が誤りを犯す存在であることを前提にしているわけですから、いわば一種の「無知の知」を思わせますし……

「他人の経験から学ぶ」というのも、これはこれで、人口に膾炙した意訳よりもかえって含蓄のある表現かもしれません。
何となれば「を」ではなく「から」というからには、年表の丸暗記や他人の受け売りやドグマの信奉ではなく、過去の出来事から教訓を導き出し、他山の石にできなければならないのですから……「他人の経験」への想像力を伴った理解力と、それを「自分の行動」へと結びつけていく創造性が要求されるでしょう。
それができる人材がいれば、それこそ「賢者」の名に値するのかもしれません。

しかしそれもこれも、正しく事実を反映した「歴史」、学ぶに値する質の高い「歴史」があればこそでしょう。
河上肇の確信犯的清算主義、コミンテルンの敗戦革命論などが隠蔽された、結論ありきの反日共産史観では、そこ「から」学ぶもへったくれもありません。極左反日史観というのは、つまるところ学問ではなく教義にすぎませんから。
(そこに潜む邪悪な意図に気づいて相対化できれば、反面教師とすることもできるかもしれませんが、しかしそもそも、ある史観を「相対」化するためには、比較対象が必要でしょう。結局、「学ぶに値する質の高い「歴史」」が必要)。

動画ではスタントン・エヴァンズの指摘も取りあげられていますが……
ヴェノナ文書の公開以降、インテリジェンス・ヒストリーの再構築は、つまるところまだまだ始まったばかり。
「賢者」が学ぶに値する「歴史」を取り戻すことが、政治的・軍事的にはもちろん、経済的にも、日本を強くしていく道なのでしょうか。
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posted by 蘇芳 at 21:26|  L 「江崎道朗の備忘録」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする