「世界史」につづいて今度は「戦後史」だそうですが。本来は一冊にまとめるはずだったくらいの直接の続編らしいので、記事もまとめておいた方がかえってわかりやすいかということで……タグやカテゴリはそのまま同じところに分類しておきます。(動画を見ればわかりますが、作者本人までタイトルを間違えるレベルですからねw)
チャンネルくららから。
動画概要:
2017/10/01 に公開
★10月14日新発売!『国際法で読み解く戦後史の真実 文明の近代、野蛮な現代 』(PHP新書)
倉山 満 : http://amzn.to/2AVBBlW
国際法を理解しているのか怪しい、アメリカ。
国際法を理解したうえで破る、ロシア。
そもそも法を理解できない、中国。
そもそも人の道を理解できない、北朝鮮。
そうした国々が核兵器を手に激しく火花を散らす中、日本は右往左往するばかり。にもかかわらず、日本人の多くが、第二次世界大戦前よりも、戦後のほうが人類は進歩し、文明的になったと考えているのではなかろうか?
だが、第二次世界大戦後、国連をつくり戦争をなくそうとした世界で、嫌というほど、残虐な殺戮が続いてきたことは、少し考えればわかることだ。東西冷戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、中国の暴虐、中東の動乱……。実は、「人類史は進歩している」と考えるのは大間違い。冷戦と革命と地域紛争と虐殺に明け暮れた戦後期は、むしろ「野蛮に退化した時代」だったのである。
なぜか。それは文明のルールだった「国際法」をアメリカとソ連(ロシア)が破壊してしまったからだ。戦争根絶、民族自決、共産主義などの理想が、いかに残虐な世界を作ったか。日本は、残虐になってしまったこの世界で、いかに生きていけばいいのか。
国際法を切り口として現代史を見ていくと、その大きな流れと各国の思惑が驚くほどによくわかる! 戦後から現代までの世界情勢の謎と闇を一刀両断に解明する斬新な現代史。
第1章 「文明の近代」はなぜ野蛮化したのか
第2章 戦後日本の「諸問題の根源」を国際法で解く
第3章 国際法を理解できない者 VS 理解して破る者の「仁義なき冷戦」
第4章 キューバ危機・ベトナム戦争・文化大革命
第5章 冷戦が終結し、世界はさらに野蛮になった
終 章 あらためて、なぜいま国際法を学ばねばならないか
ウッドロウ・ウィルソンについてはこちらの動画でも言及されていましたし、こちらで倉山氏の著書を引用しておいたこともありますが……
さらに輪をかけてトンデモナイ話になってきました。
これが反日歴史教科書では偉人扱いというのも本当にトチ狂った話ですが。。。
ルーズベルトについては昔から真珠湾疑惑があり、米国側からも追及の声が(ハミルトン・フィッシュはもちろん、それ以外からも)あったところへ、ヴェノナ文書が公開されて、その大罪についてもだいぶ認知されるようになってきたかもしれませんが。
米国を世界大戦に引きずりこんだルーズベルトと違って、ウィルソンについては短期的に一見しただけでは米国自身に目立つ損害をもたらしたようには見えにくいためでしょうか、専門家の間ではどうだか知りませんが、世間一般では告発の声がまだまだ目立ちにくいようにも思います。
タコツボ化した日本の反日歴史学会だけのことで、諸外国、なかんずく米国自身では見なおしが進んでいるのならよいですが………はてさて。どうなのでしょうね。
こちらをはじめ以前にも何度となく書きましたが、「嘘」はすなわち「非‐現実」であって、現実と矛盾する認識を持って現実に対処することは、失敗のために最適のメソッドでしょう。
ルーズベルトはもちろん、ウィルソンを偉人扱いするがごとき虚偽の歴史が、日本はもちろん、長期的には米国自身の国益を損ないつづけていることを、いい加減、理解してほしいところです。
何といっても「中韓の反日」についての倉山氏の説明が事実ならば、
産経WEST:【軍事ワールド】「韓国守る必要なし」トランプ氏に喝采送る米有権者、かつて「敵前逃亡」した韓国軍に“根深い”不信あれもこれ↑もどれもこれも、元をただせばウィルソン、ということになりかねないのでしょうから。
【韓国の反応】みずきの女子知韓宣言(´∀`):【韓国の反応】韓国人「トランプに抱きついた慰安婦はサード反対の反米デモに参加して米国を罵っていた!日本を侮辱するための韓国の政治ショーに米国は利用され、米国も侮辱された」
産経ニュース:
・【ソウルからヨボセヨ】朴正煕の銅像は建たず、慰安婦像ばかり建つのが韓国の歴史認識の実態だ
・「中国が2020年までに台湾侵攻の準備を終える」 暴かれた習近平指導部の計画 「尖閣諸島奪還は2040~45年」
モンロー主義でしたか。通説ですからどこまで正しいのか知りませんが、米国には伝統的に孤立主義の情念が強いとか何とか言われますが……たとえ孤立を志したところで、この地球上から出ていくわけにもいかないでしょう。ウィルソンのように 世 界 中 に災厄を撒き散らしてしまえば、米国だけが無傷でいられるわけもない。短期的には目立たなかったとしても、長期的には、めぐりめぐって、米国自身の首を絞めにくるのかもしれません。
敵国なら笑いが止まらないところでしょうが、同盟国的にはものすごくメーワクな話なので早く目を覚ましてくれとしか言いようがありません。何といっても、ウィルソンが喧嘩を売った英仏日、すべてこれ米国の同盟国、という……つまり米国には「前科」があるということにもなるわけですからねぇ💧
Amazon:
・国際法で読み解く世界史の真実 (PHP新書)
・国際法で読み解く戦後史の真実 文明の近代、野蛮な現代 (PHP新書)
楽天ブックス:
・国際法で読み解く世界史の真実 (PHP新書) [ 倉山満 ]
・国際法で読み解く戦後史の真実 文明の近代、野蛮な現代 (PHP新書) [ 倉山満 ]
Amazon:
・大間違いのアメリカ合衆国
・嘘だらけの日米近現代史 (扶桑社新書)
・日本は誰と戦ったのか コミンテルンの秘密工作を追及するアメリカ
・現代アメリカ保守主義運動小史 (第一プリンシプル・シリーズ)
ラベル:「国際法で読み解く世界史の真実」