2017年08月12日

【動画】北方脅威に備えた間宮林蔵 〜何のために樺太を探検したのか?〜 【CGS 久野潤 日本人の気概 第13回】


CGSから。



こちらでさらっと文化露寇に触れましたが、それに巻き込まれた有名人の一人が、間宮林蔵だったりもします。
wiki:文化露寇  間宮林蔵
wiki情報ですが、シャナ事件にさいしては徹底抗戦を主張したり、ゴロウニン事件にさいしては現地調査を担当したりもしたそうで。かなりの硬骨漢だったのかもしれませんし、そもそもそうでなければ樺太探検などやり遂げることはできなかったでしょう。動画でも言われているとおり、反日捏造歴史教科書からは決して伝わってこないニュアンスですが、もとより樺太探検自体が国防努力の一環。後世の福島安正(この人も戦後「教科書から消えた日本人」ですね)の「冒険旅行」の先駆ともいうべき諜報活動だったのかもしれません。
wiki:福島安正
間宮林蔵は伊能忠敬に師事して測量技術を学びましたが、伊能図(≒大日本沿海輿地全図)といえば、ウソかマコトか、(ネット上の似非保守に尾ひれをつけられている可能性もありますが)、ペリーにも衝撃を与えたなどという話もあるようですし、wikiの注釈にはメルカトル図法に変換された伊能図について、
ロシア海軍軍人クルーゼンシュテルンはその精度に驚愕し、「日本人は我を征服せり(Les Japonais m'ont vaincu!)」と叫んだことがシーボルトの著書『日本』に記されている
とか何とかいう話も載っているようです。
ここで「征服」と言われていますが、地形を正確に把握し、それを図示して共有する技術には、まぎれもない軍事的価値があります(だからこそペリーやクルーゼンシュテルンのような「軍人」が感嘆する)。
知は力であり情報は武器。
マゼランにしろコロンブスにしろ、いわゆる「探検家」の類が侵略の尖兵だったことも、動画でも言及されているシーボルトがスパイだったことも、左翼捏造反日史観の嘘に気づいた人にとっては、今さら言うまでもない、ある種の「常識」でしょう。
江戸幕府も明治政府も、その「常識」の中を生き延びてきたことを、私たちはしっかりと認識すべきように思います。

間宮林蔵や伊能忠敬、福島安正はもちろん、花田仲之助、横川省三、明石元二郎、などなど、かつての日本は決して「情報」を軽視してなどはいませんでした。
情報を軽視したとさんざんに悪口を投げつけられている昭和戦前日本でさえ、特高もあれば中野学校もあり、治安維持法も整備して、少なくともゾルゲを逮捕するぐらいのことはできたわけです。
スパイ防止法すら持たない戦後日本のインテリジェンス不在こそが、歴史的に見れば、異常とも言える例外ではないでしょうか。
(江戸幕府も、少なくとも戦後日本にだけは、「太平の眠り」だの何だのと平和ボケ扱いされたくはないかもしれませんね……)

となれば、戦前日本の情報軽視、精神論偏重に悪罵を投げつける者こそは、その教訓の上に立って、では現代日本のインテリジェンスはどうあるべきか? その再構築・充実を説くべきだと思うのですが……
誰よりも戦前日本の悪口が大好きな反日左翼の皆さんが、インテリジェンスの改善を主張したという話はトンと聞きません。それどころか常にハンタイしかしない、そもそも議論自体を封殺しようとしてはばからない、あげくの果ては大量の情報を「破棄」したり「漏洩」したりする始末。
保守速報:
民主党政権時、山岡や岡崎が公安委員長の時代 秘密資料は垂れ流しであった
【動画】民主党福山「機密文書が3.4万件も無断破棄された」 小野寺防衛相「3.4万の内3万は民主政権時」
江戸幕府や明治政府が生きていた「常識」から見れば、お里が知れるとしか言いようがないのではないでしょうか。
話が江戸から現代に飛んで恐縮ですが、日本版NSCやテロ等準備罪、パレルモ条約批准など、不十分ながらその「常識」の回復へと一歩踏み出そうとしているようにも見える安倍政権を、今のところは、支持する以外の選択肢は見当たらないようにも思えます。
Amazon:
新装版 間宮林蔵 (講談社文庫)
赤蝦夷風説考 (教育社新書―原本現代訳)
江戸幕府と国防 (講談社選書メチエ)
日本を護った軍人の物語―近代日本の礎となった人びとの気概
コミンテルンの謀略と日本の敗戦 (PHP新書)
決裂する世界で始まる金融制裁戦争: 米中朝の衝突で急変するアジア 共謀罪・マイナンバーで叩き潰される者たち
戦略的インテリジェンス入門
posted by 蘇芳 at 20:59| 江戸時代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする