2017年08月10日

【動画】世界と戦った日本人の近現代史 第6回「中国ってどこの国? ~山鹿素行と本居宣長と 国学の大成」


チャンネルくららから。


動画概要:
2016/05/09 に公開
江戸時代も親中の御用学者がいた!我が国の「万世一系論」を説き、中華思想を全否定した学者、山鹿素行と本居宣長を解説します!

例によってこの手の話↓かと思いきや、
支那豚の楽園:なぜCHINAを「中国」と呼んではだめなのか?
Welcome to Shigio YAMAGUCHI's web site.:日本を護ろうシナ(支那)を「中国」と呼んではいけない三つの理由
むしろ国学儒学の話で、前回の「期待」にわりと応えてくれた動画だったかもしれません。
(むしろ「チャイナの誤訳」の説明のほうが少なくて、いろいろ知っていること前提だったような気がしないでもないですが。それについてはyoutubeで「宮脇淳子」でも検索しろということでしょうか)

世に売国奴の種は尽きまじと言いますか、
コトバンク:鐘銘事件
反日媚支那売国奴というのは今も昔もどこにでも湧いてくるようで。裏を返せば支那というのはそれだけ洗脳力の高い詭弁をデッチアゲルのが上手い嘘つきどもだということでしょう。

儒教全般のはらむ矛盾については、こちらなどでも疑問を呈してきましたし、国学が儒教全般の「からごころ」を批判したこともよく知られていると思いますが……
然るをこの聖人といふものは、神のごとよにすぐれて、おのづからに奇しき徳あるものと思ふは、ひがごとなり。さて其聖人どもの作りかまへて、定めおきつることをなも、道とはいふなる。かゝれば、からくにゝして道といふ物も、其旨をきはむれば、たゞ人の国をうばはむがためと、人に奪はるまじきかまへとの、二にすぎずなもある。そもそも人の国を奪ひ取むとはかるには、よろづに心をくだき、身をくるしめつゝ、善きことのかぎりをして、諸人をなつけたる故に、聖人はまことに善人めきて聞え、又そのつくりおきつる道のさまも、うるはしくよろづにたらひて、めでたくは見ゆめれども、まづ己からその道に背きて、君をほろぼし、国をうばへるものにしあれば、みないつはりにて、まことはよき人にあらず。いともいとも悪き人なりけり。もとよりしか穢悪き心もて作りて、人をあざむく道なるけにや、後人も、うはべこそたふとみしたがひがほにもてなすめれど、まことには一人も守りつとむる、人なければ、国のたすけとなることもなく、其名のみひろごりて、つひに世に行はるゝことなくて、聖人の道は、ただいたづらに、人をそしる世々の儒者どものさえづりぐさとぞなれりける。然るに儒者の、たゞ六経などいふ書をのみとらへて、彼国をしも、道正しき国ぞと、いひのゝしるは、いたくたがへることなり。かく道といふことを作りて正すは、もと道の正しからぬが故のわざなるを、かへりてたけきことに思ひいふこそをこなれ。
本居宣長「直毘霊
一方、一口で儒教といっても、朱子学を排撃した学派もあったのですね。
山鹿素行というと山鹿流陣太鼓のほかには、明治の末年、殉死直前の乃木大将が迪宮裕仁親王殿下(後の昭和天皇)に拝謁し、私家版の「中朝事実」を奉呈したエピソードが印象的です。
日本の大英雄・乃木希典大将が心酔した素行が、「儒学者」とはいえ、宣長に悪しざまに罵倒される輩とは一線を隠していたのだとしたら、めでたいかぎり。愛国者としては一安心というところかもしれません。

つまるところ、日本こそが正しい「道」を実践してきた国であり、口先だけの支那ではなく、わが国こそが「中国」である、という思想自体は、国学であろうと儒学であろうと、尊皇家・愛国者・真人間に共通のものだったのでしょう。
しかし、その思想の実践においては、両者に大きな隔たりがあり、儒学は急進的テロリズムを扇動し、国学(少なくとも宣長)は漸進主義を説いたらしいことは、こちらで考察してみた通りです。

要するに、「尊皇思想」と「攘夷思想」は、必ずしも直結しない。
同じ尊皇の志篤い愛国者にも、攘夷・討幕を叫ぶ過激派もいれば、開国・改革を主張する穏健派もいたということであり、過激派であろうが穏健派であろうが、尊皇の志篤い愛国者であったことに違いはなかった、ということでしょうか。
そして、相互の路線がどれだけ隔たろうと、彼らにとって、反日媚支那売国奴という汚らわしい存在こそが「敵」であることは、共通していたのかもしれません。

それぞれがそれぞれに共通の敵を排撃する。意図したわけではなかったとしても、結果的に「共闘」になっていたのなら、そこまではよかったですが……
同じ愛国者同士が、やがて戊辰の役をはじめとする流血の惨事を迎えなければならなかったのだとすれば、やはり、産みの苦しみというにはあまりにも苦い、複雑な感慨を禁じえません。

穏健な漸進主義も、過激な急進主義も、一長一短があって、平時有事を問わずどちらかが常に全面的に正しい、とは一概に決めつけられるものでもないでしょう。
ことに幕末のような危機の時代にあたっては、なおさらです。

ひるがえって、戦後70年。
戦後レジームという「穢悪き心もて作りて、人をあざむく道」に蝕まれつづけた現代日本。
愛国者・真人間なら、「日本を取り戻す」ことに異論はないでしょうが……その方法はというと、さて?
過激なテロリズムに走ることなく、漸進的なソフトランディングですむなら、それに越したことはないようにも思いますが……はたして、それを実践する時間的余裕や、社会的・思想的諸条件は、整っているでしょうか。
本日8/10。
パレルモ条約が発効しました。
外務省:国際組織犯罪防止条約(TOC条約)を含む4条約の受諾書の寄託
NewsUS:【速報】本日8月10日から朝鮮総連に強硬手段を発動できるぞ!!! す ご す ぎ る 国際条約発効キタ━━━━━━(°∀°)━━━━━━!!!

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山鹿素行「中朝事実」を読む
決裂する世界で始まる金融制裁戦争: 米中朝の衝突で急変するアジア 共謀罪・マイナンバーで叩き潰される者たち