2017年07月03日

【動画】歴史人物伝~足利の時代 第3回「 足利義満」




ということで本の宣伝でしたね。
義満が売国奴だというのは周知の事実ですから、今さらです。
その売国奴から皇室を守り抜いたのは~という、肝心なのはそこですが。
そこから先は本を買え、だそうで。
くららですねー。としか言いようがありません。
こちらでは義持を村山呼ばわりした実績さえある倉山氏ですから、新著にはおそらく、さぞやスバラシイ御高説が書いてあるのでしょう。
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何にせよ、こちらこちらで書いたように、源氏というのは親子兄弟の仲が悪い。
足利も一応、源氏の名門を名乗っていたわけで。そういう意味では、義満・義嗣vs義持の構図というのも、文字通り源氏のお家芸というべきかもしれません?
まあ、お家芸というのは冗談にしても……
それでなくても女癖の悪い男というのは家庭争議の種にも事欠かないでしょうし、家庭争議においては「血統カリスマ」も「軍事的カリスマ」も、さほどの役にも立ちにくい面があるでしょう。
まして本人がまごうことなき売国奴で人間のクズだというならなおさらです。
まっとうなほうの息子はさぞや苦労したことでしょう。いつの時代も同じですな。
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義満・義嗣がこれほどわかりやすい逆賊だったなら、義持は、別に人並み外れた尊皇家である必要はなかったでしょう。
日本人として常識程度の感覚を持っていれば十分。
極端な話、内心では皇室への崇敬などほとんど持ち合わせていなかったとしても、将軍家の権力構造≒そのよって立つ基盤を理解する程度の知性・理性があれば、義満・義嗣の目論見の危険性に気づくことはできたかもしれません。
そこに近親憎悪が絡めば、当然……というところ。

「将軍家の権力構造」「そのよって立つ基盤」とは何か?
動画で言及されている今谷明氏が、まさにそのものズバリ、武士と天皇の関係を「権力」と「権威」の関係として定式化しようとしていたように記憶しています。
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今谷氏自身の政治スタンスについてはよく知りませんし、歴史学者ですから政治的にはむしろ左巻きなのかもしれませんが……
この人の義満論が反日歴史学会で全否定されているというのも(倉山氏の誇張ではなく事実なのだとすれば)興味のあるトピックではあるでしょうか。
義満の大逆を隠蔽することで、反日カルトは何を隠蔽しようとしているのか?
皇位簒奪未遂事件を追求することは、そもそも日本における皇位とは何か、という本質論に、芋蔓式につながっていく可能性がありますが……
「天皇」の本質は、階級闘争史観というカルトの教義における悪魔ではない、日本の社会・秩序の根幹をなす中心的・伝統的権威である、という事実に注目が集まり、広く認知されることは、反日歴史学会の使徒様方にとっては、よほど都合が悪いことなのでしょうか?
「今谷説」が反日歴史教会に否定されている理由、という、それが本当に書いてあるのだとすれば、倉山氏の著書も、むしろそちらのほうで、読む価値があるのかもしれません?
posted by 蘇芳 at 20:21|  L 「足利の時代」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする