動画概要:
2017/05/29 に公開
日本の安全保障はどうなっているか知っています?日本の国防は対人関係以下?中村秀樹さんがバッサリ切っています。是非御覧ください。
戦後の日本に国家戦略がもしあるとすれば、もしかして、日本の繁栄と安全を破壊することでしょうか?
さすがにそこまで言いきってしまうと(「搾取」「朝貢」と裏腹という気もしますが一応経済的には「繁栄」したようにも見えますから)極端かもしれませんが、しかし実際、反日・亡国を「目指す」という……それこそは戦後レジームの核心であるようにも思えますし、そのレジームを作り、押しつけ、維持させようとしつづけてきたのが誰かを考えれば、別に不思議でもないかもしれません。
しかして、もしもそんな「戦略」が事実とすれば、それではなぜ70年もの間、日本は滅びずにいられたのか?
謎といえば謎ですが、答えは明らかでもあるでしょう。
単刀直入に言って、米国がいたからです。
1995年のヴェノナ文書公開以降、次々に明らかになっているのは、日本のみならず、米国もまた、中ソの詐欺に騙されてやらなくてもいい戦争をやった、いわば一種の詐欺被害者だという事実です。
ヴェノナ文書の「公開」自体は50年の機密期間を経る必要があり、マッカーシーが使い捨てにされるという愚劇もありましたが……文書自体は50年間「存在」しつづけ、米国のインテリジェンスの中枢はそれにアクセスすることができたはずです。また、真の敵が何者かという事実は、朝鮮戦争~ベトナム戦争~東西冷戦という目の前の事象によって、裏打ちされてもいたでしょう。
「戦勝国」の枠組みなど、詐欺師と被害者のかわした空証文にすぎず、米国はむしろ同じ詐欺被害者である日本とこそ連携すべきである。
その認識が生んだものが、警察予備隊でありその発展型としての自衛隊であり、日米同盟ではなかったでしょうか。
しこうして、日本の売国奴は中ソという詐欺師の手先となり(というよりむしろ戦前からずっと手先でありつづけていたといったほうが正確かもしれません)、日本の愛国者は米国と提携して詐欺に対抗する、という……
詐欺師の手先である左翼も反米似非右翼も認めたがらないかもしれませんが、戦勝国・敗戦国という(詐欺師サイドが固執する)レッテルではなく、この「詐欺師vsそれ以外」という対立軸こそが、戦後70年、日本を取り巻く国際環境の根本にありつづけた真実であり、そしてその真実は、(ソ連崩壊後も中朝韓という詐欺師が健在である続ける以上)、いわゆる「冷戦構造」にのみとどまるものでもなく、現在も微妙に形を変えつつも継続しているように思います。
かつては限られたインテリジェンスの独占物であったこの「真実」も、ヴェノナ文書の「公開」が象徴するように、大衆化されつつあり、トランプ政権の誕生に至るいわゆる米国保守層の台頭もまた、その結果もたらされた必然だったのだとすれば……
それは当然、日本にとっても大きな転機となりうるのではないでしょうか。
何となれば、日本の敵が常に一貫して日本の無力化・無能化を要求し続けてきたのに対して、日本の再軍備を要求し続けてきた同盟国こそ米国だったのですから。
国の基本戦略まで外圧頼みというのも情けない限りですが、事実上、米国の保護国にすぎない日本にとってはそれが限界でもあるのでしょう。
それが悔しいというのなら、今度こそ真の独立国になるために必要な物は何か?しっかり見定める必要があるのではないでしょうか。
そして、いやしくも「独立国」を名乗りたいなら、国家の対外存立を確保する意思と力と方法論を自ら確立するくらいのことは、自明の前提でなければならないように思います。
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ヴェノナ
ラベル:「CGS 日本の軍事」