2017年06月14日

【動画】特別番組「日本一やさしい天皇の講座」



動画概要:
2017/06/13 に公開
★Amazonランキング97位!(2017.6.10)
日本一やさしい天皇の講座 (扶桑社新書) 倉山 満 :http://amzn.to/2sziHB2

完全に雑談というか本の宣伝。
それはそれでいいですが。
未読者的にはコメントのしようもありませんね。

なぜまだ読んでいないのかといえば、実は微妙に警戒感が先に立っているからですが……
実際、Amazonレビューを見ていると、次のような投稿を見つけました(部分引用)。
皇族の減少を憂うるが、女系天皇は天皇とは言えず、その出現につながるような女性宮家には問題があるとする著者の考え方には、私は賛成です。
父方の祖先が天皇である人、すなわち男系の子孫でなければ天皇にはなれないという大原則は揺るぎようが無いもので、仮に母親が内親王であっても父親が男系の子孫でなければ、その子は天皇にはなれない存在だと思います。
また、「双系」という考え方で、女性宮家が成立する「可能性」があるなら、それは良いことではないかとも思います。

なのですが、私はこの著者がなぜ「愛子内親王殿下と悠仁親王殿下との婚姻」について、男系絶対論者と女系容認論者双方が納得する方策として、可能性を検討しているのかがわからず、この本の全体的な流れもその結論にたどり着くような一種のミスリード感があるのに違和感を覚え、少し低い評価をつけました。
また、天智天皇や天武天皇が、双系であるとの解説がついていますが、これはいかがなものかと思いました。彼らの母である皇極(斉明)天皇はたしかに皇族の一員でしたが、でも普通は2人は舒明天皇の皇子であるという点が重要視されるもので、彼らについて双系だなんていう見方をした解説は初めて見ました。双系であるということと、母の出自の良い皇子が尊ばれたことは、同じように見えても意味合いは違うはずですが、これが後のページの愛子内親王と悠仁親王のお子さんが双系で…という話につながっていって、なんだかミスリードをされているようなモヤモヤ感が残りました。

皇室にまつわる諸問題が非常に明確に詳細に解説されていて、とても分かりやすくて良いと思うのですが、それだけに読者が無意識に引きずられないように、ちょっと気を付けて読んだ方が良いと思う本でした。
他にもさらに具体的な倉山氏への反論のようなものも書かれているようですが、長いので割愛。
興味のある方はAmazonで読んでみてくださいというところ。

何にせよ、(上のレビューによれば)、倉山氏が男系男子継承の意味を(基本的には)理解していることは間違いないようではあります。
しかしながら、同時に、しばしば国賊どもにもてあそばれる「双系」という余計な概念を導入して、話を無駄にヤヤコシクしているらしいのは引っかかります。

上のレビュアーが誤解しているだけであることを祈るばかりですが……
それを確かめるためにも、ちゃんと直接、本書自体を読まないといけないのかもしれません?

何にせよ、(上の引用レビューのように)すでに十分に知識を持っている人が、一読して「吟味」してみるにはよいかもしれませんが……
皇室について皇位継承についてあまりまだよく知らないという人が最初に読むには、どうなのでしょう?
もっとも早い時点で国賊の嘘に対して起ち上がった、中川八洋なり竹田恒泰なりの著作くらいは、せめて先に読んでおいたほうがよいような気もします。
Amazon:
皇統断絶―女性天皇は、皇室の終焉
語られなかった 皇族たちの真実 (小学館文庫)
日本一やさしい天皇の講座 (扶桑社新書)

追記:
上の引用レビューが言及している皇極・斉明天皇については、こちらの動画なども参照。
他にも当ブログではしばしば言及していますが、「日本書紀」において、舒明天皇は「敏達天皇の孫」、皇極・斉明天皇は「敏達天皇の曾孫」と表記されており、そこにおいても強調されているのはあくまでも男系の血統です。そのお二方からお生まれになった皇子様方を、わざわざ女系・双系呼ばわりするというのも回りくどい気はしないでもありません。まあ、母親「も」天皇、というのも事実ではありますから、指摘自体はして悪いわけではありませんが……。反日のミスリードをふさぐためには、事実は事実でも、「重要な事実」はあくまで父親「が」天皇であることであり、母親「も」天皇だったことは「単なる事実」にすぎないという、事の軽重をこそ同時に強調しておく必要があるようには思います。
posted by 蘇芳 at 15:29| 皇室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする