皇統が続いた理由を「源氏がいたからだ」と言う人も珍しいですが。
そのあたりは倉山氏の近著「日本一やさしい天皇の講座」あたりに詳しいのでしょうか??
何にせよ、「敵」の狙いが日本の破壊であり、日本とはすなわち天皇・皇室であること、いうまでもないでしょう。
神武天皇が橿原の宮で即位あそばされる以前にも、列島にはさまざまな人が住んでいたでしょう。
出雲や、吉備や、賀茂や、秦や、蝦夷や、隼人は2600年どころか、もっと以前からこの列島に存在したかもしれません。
しかし、彼らは「原・日本人」ではありえても、なお、「日本人」ではありませんでした。
なんとなれば、その時点で、「日本」はなお、どこにも存在しなかったのですから。
ある瞬間に「始まった」ものが、それ以前に存在したはずはありません。
つまるところ、国の「始まり」を「建国」というのなら、神武建国以前に、「日本」など存在したはずはないのです。
それ以前に、この列島に、どれほどたくさんの住人が住んでいて、どれほど繁栄していたとしても、それはやがて「日本」の構成要素となる「八紘」であるにすぎません。
「日本」及び「日本人」とは、単なる「八紘」を言うのではなく、あくまで「一宇となった八紘」を言うのでしょうし、そうでなければ意味がありません。
「日本」を「日本」たらしめるものは、その八紘を以て「一宇」となさんとする意思であって、その「意思」の最初の主体こそ、神武天皇であらせられました。
GHQという名のソ連の手先と、その走狗としての敗戦利得者たち――すなわち共産主義者という名の人類の敵は、この「八紘」を「一宇」となさしめるところの「国民」「国家」統合の原理をこそ破壊しようとしたのではなかったでしょうか。
その「原理」の体現者こそ万世一系の御皇室であり、神武天皇の男系の御子孫であらせられる天皇陛下にほかならないのですから……「敵」の邪悪な意志は、迂闊で暢気でピュアな愛国者などより、よほど正確に国体の秘密に肉薄していたといえるのかもしれません。
戦後70年。戦後レジーム脱却が政治課題としての現実性を増しつつあるのだとすれば、そこで愛国者が見定めて指針としなければならないものこそ、この国体の「原理」であり、阻止しなければならないものこそは、この「原理」を破壊せんとする敵の侵略意図ではないでしょうか。
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