2017年05月17日

【動画】民法学者の闇「君主と人民は相容れない!?民法学の泰斗我妻栄」




フランス革命の標語は「自由」「人権」「平等」といい、あたかも何かありがたいもののように錯覚している人が多いですが。

論理的かつガクモン的に言えというなら、「自由」一つとっても、「殺人の自由」をはじめとする犯罪の「自由」も原則として包含されなければおかしいはずです。「報道しない自由」などは当然というところでしょう。
「自由」そのものがそれ自体絶対的な価値だというのなら、その究極はつまるところ「無法状態」に帰結する以外にないのではないでしょうか。
それをいかにして回避するのか? そもそも回避する必要があるのか? とさえ問うのがキャッカン的でコウヘイなガクモン的態度であるとふんぞりかえる神経の持ち主。それを専門バカといい、あるいはバカ専門というのかもしれません。
犯罪者の「人権」のみを一方的に手厚く保護するガクモン的な議論をふりかざし、「平等」の名の下に被害者差別をほしいままにする生物が実在することも、私たちのすでによく知る事実でしょう。

なぜそうなるのか?

「自然に帰れ」のルソーの理想は要するに「野蛮人」です。

ルソー自身が下半身に節操なく、倫理観や責任感と無縁なケダモノだったことはさておくとしても。
私生活においては、マゾヒズムや露出癖、晩年においては重度の被害妄想があった。こうした精神の変調の萌芽は若い頃からあり、少年時代に街の娘たちに対する公然わいせつ罪(陰部を露出)で逮捕されかかった。更に、自身の5人の子供を経済的事情と相手側の家族との折り合いの悪さから孤児院に送った。自身の著書『告白』などでそれらの行状について具体的に記されている。
wiki:ジャン=ジャック・ルソー≫人物
とりあえず未開社会の野蛮人は「自由」です。人を殺しても逮捕されません。未開社会に警察は存在しないでしょうから。
「自由」という名の「無法状態」は、犯罪被害に遭遇する機会の「平等」化をもたらすでしょう。
そしてそれこそが全人類が帰還すべき古き良き理想の社会形態であり、このスバラシキ「自由(無法)」と「平等(被害)」こそ、あらゆるものに優先して保証されるべき「人権」だとするならば、そんなものにそもそも何の価値があるのか?
真っ赤なウソ~アカにつける薬~:
腐乱巣・・・フランス啓蒙思想はアカの先魁。
腐乱啓蒙思想の有害妄想癖。
腐乱思想の集大成、カルト教祖ルソー。

フランス革命の思想的ルーツは、こうしたルソーや、犬の断末魔を「機械が壊れる音」と呼んだ冷血漢デカルトによる「啓蒙思想」だそうですが。
革命の惨禍にグチャグチャにされた世界では、当然に、それら反社会的思想への批判も巻き起こりました。
日本人だって、かつてはその文脈を理解していたまっとうな知性の持ち主が何人もいたはずです。
そして、道理の極所に直行する方法は、ジャン・ジャック・ルソー式の急激なやり方で、これは社会の秩序を紊乱し、政治の革新を妨害するに終わるであろう。
大隈重信
↑はとりあえず手近にあったので引用(孫引き)しただけで、あまり真に受けてもらっても困りますが、政治家の演説に余計な説明なしにルソー批判が登場することに何の違和感もない時代というのも、過去には普通にあったようで(まあ、「革新」そのものを究極的に否定していないのも危険ですが、大隈の大風呂敷は話半分でしょう)。

しかして、まっとうな日本人こそを貶め、歪め、非難し、抹殺せんと企ててきた巨大な虚偽・詐欺こそが反日戦後レジームだとするならば……
孤独な散歩者の「妄想」のみを一方的にもてはやす一方で、その妄想に対する現実的な批判やそれにもとづいて構築された「知」の営み(≒保守主義)が存在するというそのこと自体が、戦後日本においては、あまりにも巧妙かつ悪辣に、一般常識から隔離され隠蔽されつづけてきたのではないでしょうか? 
そしてその「無知」を意図的かつガクモン的に演出してきた赤い敗戦利得者たちこそ……なのではないでしょうか?

少なくとも、一度はそう疑ってみる価値はありそうですし、いずれにせよ、ガクモン的な「嘘」を見抜き論破するにたる正統な「知」が、いつの時代にも必要であることは確からしく思えます。

初代内閣総理大臣・伊藤博文が、諸外国の憲法調査のために外遊したさい、真っ先に訪れたのが米国であり、そこで得た貴重な経験を他国に別して詳細に(「ワシントン」「ゼームス・マジソン」「アレキサンドル・ハミルトン」「ジョン・ジェー」『フェデラリスト』といった具体的な人名や書名を列挙して)回想していることは、こちらで述べた通りですが……
マトモな国体認識を示し、それゆえに我妻に利用されたという高木八尺もまた、米国研究者であったとか。
そこに単なる偶然以上の思想的文脈が存在するのかどうなのか、浅学無知の私ごときにはよくわかりませんが、フランス~ロシアへ至る赤いカクメイ系譜の思想に対抗すべき「知」の文脈をどこに探し求めるべきか……示唆程度のものは感じられるように思えなくもありません。
そういえば、先日、惜しまれつつ物故された渡部昇一さんも、本職は「英語学者」でしたね。。。
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新訳 フランス革命の省察―「保守主義の父」かく語りき
正統の哲学 異端の思想―「人権」「平等」「民主」の禍毒
保守主義の哲学―知の巨星たちは何を語ったか
国が亡びる―教育・家族・国家の自壊
「正義」の嘘 戦後日本の真実はなぜ歪められたか (産経セレクト)
高木八尺著作集 1
アングロサクソン文明落穂集〈7〉アメリカのピープルは「人民」でなく「みなの衆」だ (渡部昇一ブックス)
皇室はなぜ尊いのか: 日本人が守るべき「美しい虹」
posted by 蘇芳 at 16:04|  L 「小野義典の国際法講座」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする