2017年03月13日

【動画】じっくり学ぼう!世界近代史 第16回 17世紀の世界  三十年戦争② ~クリスチャン四世の栄光


チャンネルくららから「じっくり学ぼう!世界近代史」。



日本とのかかわりは「そのうち」ということなので、楽しみに待ちつつ視聴しておくとして。。。
年表の最後に「ウェストファリア条約」の文字が見えたことには注目しておきましょう。
こちらの動画にチラッと登場した榎本武揚が、勝敗の帰趨を超えて後世に託そうとした「国の宝」が万国公法≒国際法でしたが。その起源というか元祖というかが、この時にできたわけでしょうか。

多くの国々が参加した「大戦」のあと、多国間条約による国際秩序が形成される、という外交過程は、このあとも欧州で何度かくりかえされていきます(そのもっとも最近の最大の例がWW2でしょうか?)。
逆に言えば、欧州における「多国間条約による国際秩序」は、「大戦」のたびに更新されてきた、とも言えるのかもしれません。
こちらで、犯罪がなければ刑法もない、と言いましたが。
その伝で言うなら、戦争がなければ講和条約もなく、大戦がなければ国際法もない、というところでしょうか。

ところで、その「秩序」は、本来、あくまで条約加盟国≒欧州諸国のみを拘束する取り決めにすぎなかったはずですが、すでにこの時代、このシリーズで見てきた大航海時代という名の世界侵略によって、欧州はすでに欧州の外へとあふれだしていたわけでしょう。
欧州の「国際秩序」が、やがて欧州以外にも押し付けられてゆき、日本をはじめとするアジア諸国は、その「欧州発の国際秩序」への順応を余儀なくされていくのかもしれません。
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ウェストファリア条約―その実像と神話