2017年03月09日

【動画】渡部昇一『書痴の楽園』 #28 『古事記』と現代女性の熱い関係?


DHCシアターから。


動画概要:
2017/01/16 に公開
出演:渡部昇一・宮崎美子
時間:30分
収録:2016年11月

#28「『古事記』と現代女性の熱い関係?」

新年を迎えてお送りする「古事記」第2章。
知の巨人が解き明かす、古くて新しい「古事記」の読み方とは?
そして、「古事記」を心から愛するコラムニスト吉木誉絵さんが、
「古事記」の独自の視点を知の巨人にぶつける。
現代女性をも惹きつける「古事記」の魅力に迫る!
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神社の御神体がしばしば鏡であることについては、こちらで、まあ、正しいかどうか知りませんが、書いたこともあります。

最高神が女神であることは、その一点だけに視野を狭窄すると、逆に反日勢力に悪用されることもありうるので注意が必要。
必ず、素戔嗚尊との「誓約」とセットで考える必要があるのではないでしょうか。
そのときに生まれた神々の「親権」については古事記と日本書紀で違いがありますが、天忍穂耳尊を含む神々が、このときの誓約という天照大御神と素戔嗚尊の共同作業によってお生まれになったことは共通しています。
その意味で、瓊瓊杵尊の父神は天忍穂耳尊、天忍穂耳尊の父神は素戔嗚尊、素戔嗚尊の父神は伊弉諾尊、と、こちらで確認したのと同じ意味での「男系」の「血統」が、神代の初めから一貫していることを、決して見落としてはならないでしょう。
天照大御神は、八方十代の女帝と同じく、「中継ぎ」をなさったのだ、と、比喩的には言い換えることもできるのかもしれません。

また、この天照大御神と素戔嗚尊の関係は、動画後半で語られている国譲りともかかわっています。
動画では一般論として日本はすべて「親戚」というような言い方になっていますが……
もう少し詳しく見るなら、高天原と出雲との直接の「血縁」もまた、素戔嗚尊に由来します。
大国主命は、素戔嗚尊の息子とも何世かの子孫とも言われ、また娘婿でもあります。
天照大御神と素戔嗚尊が姉弟であり、また夫婦でさえあったとするのなら、大御神と大国主命もまた決して赤の他人ではないのです。

そもそも出雲国は、高天原を追放された素戔嗚尊が八岐大蛇を退治してその基礎を開いたクニですが……このとき、素戔嗚尊は、八岐大蛇の体内から発見した剣(天叢雲剣=後の草薙剣)を、自分には過ぎた宝であると述べて、姉・天照大御神に「献上」しています。
「ウチの領地から宝物が見つかったので献上します」などというのは、それ自体、端的に、「臣下の礼」といってよい姿勢でしょう。
しかもこの場合は、そもそも大蛇を退治することは、素戔嗚尊が国つ神(足名椎・手名椎)の娘(櫛名田比売)を娶って出雲の統治者となる条件でしたから、その大蛇退治の結果手に入れた剣とは、その証拠物件であり、素戔嗚尊の勝利・征服・統治の正統性の根拠とも言えるのではないでしょうか?
そのような剣を「献上」するというのは、剣が保証する統治権そのものを「献上」することに等しいともいえるように思います。

つまるところ出雲の国譲りには、二重三重に「正当性」があったのではないでしょうか。
(※まあ、いずれ大和政権側が都合よく作った神話がどうこうと言いがかりをつける輩は枚挙に暇がないでしょうが……それこそ大和政権(御皇室)の「敵」の言いぐさにすぎないことは、しっかりと認識しておくべきかと思います)
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posted by 蘇芳 at 15:24|  L 「古事記」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする