2017年03月02日

【動画】『同期の桜』 台詞入り 鶴田浩二


少々濃すぎて好悪は分かれるかもしれませんが。
同期の桜」については、このバージョンも外すわけにはいかないでしょう。


wiki:
鶴田浩二
・同期の桜>鶴田浩二

元々は著作権の関係で西條八十の詩を歌うことができなかったことから急遽作成された苦肉の策だったそうですが、これはこれとして好評で「鶴田浩二の同期の桜」としてすっかり定着。
鶴田浩二の経歴への誤解(映画会社はともかく、本人的には決して積極的な「詐称」ではなかったらしいですが)ともあいまって強烈なインパクトを与えたもののようです。

朗読の最後に登場する「小野榮一」は鶴田浩二の本名?だったようで。
とはいえ、鶴田浩二が元海軍軍人だったことは事実ですが、実際には戦闘機パイロットではなく、「大井海軍航空隊整備科予備士官」だったそうで、数多くの隊員を見送る立場でした。
wiki:鶴田浩二>「特攻崩れ」の虚実
そのことから多少の悶着もあったようですが、いわゆる「特攻基地」の一員だったことは事実であり、数え切れない隊員を見送りつづけた経験にも、パイロットとはまた別の重さ・過酷さがあっただろうことは、想像できるように思います。

左翼の巣窟・映画業界で特攻隊を演じるということには、それ自体、複雑な陰影がありうるかもしれませんが……一切の弁明を行わず、そうして築いた私財を、黙々と遺骨収集事業や遺族会への寄付に投じた鶴田浩二の生きざまを、容易に誹ることはできないように思います。
左傾化した戦後の風潮の中で「特攻崩れ」という言葉には嘲弄のニュアンスが含まれていたとも仄聞しますが……少なくとも鶴田浩二は、かつての「戦友」たちに対して、そのような軽薄な背信は犯さなかったのではないか、とは思いたいところです。

世代が違うので鶴田浩二の出演映画は私自身は実はまだ視聴したことがないのですが……

雲ながるる果てに」はもちろん、個人的には大西瀧次郎中将を取り上げたという「あゝ決戦航空隊 [DVD]」も、一度見てみたい気はしています。
(まあ、制作が反日東映なのでアレですが……こちらでも書いたように、特攻を語るさいに「捷号作戦」の文脈があまりにも無視されすぎているようにも思いますので。
隊員たちの苦悩や覚悟や至誠や情念を語ることも必要ですが、彼ら自身が特攻という「作戦」を立案し決定したわけではないのです。その作戦を正しく「評価」するためには、その「作戦」を命じた/命じざるをえなかった側から俯瞰することも必要かと思うのです)
軍歌 鶴田浩二
あゝ軍歌~戦友よ安らかに~
あゝ決戦航空隊 [DVD]
雲ながるる果てに
posted by 蘇芳 at 16:00| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする