2017年02月22日

【動画】「誰も教えてくれない真実の世界史講義」第4回 かしわもち 倉山満


チャンネルくららから「誰も教えてくれない真実の世界史講義」。



動画ではまたずいぶん偉そうに吹きまくってますが、日本史と世界史を同時に~などというのは別にこの人たちの専売特許でもなんでもなく、「世界史 日本史」で検索しただけで、
[オールカラー図解]日本史&世界史並列年表
いっきに! 同時に! 世界史もわかる日本史 (じっぴコンパクト新書)
一気に同時読み! 世界史までわかる日本史 (SB新書)
カラー図解 日本史世界史対比年表
この1冊で日本史と世界史が面白いほどわかる!
世界と日本がわかる 最強の世界史 (扶桑社新書)
総図解 よくわかる 日本史&世界史 同時代比較年表
などなど、その手の本はいくらでも出てきます。
まあ、看板倒れも多いでしょうけれどw

しかし「看板倒れも多い」と容易に想像がつくということは、つまり、それくらい、実際に書くとなったら、上手くいかないものだということでもあって。
日本史と世界史を同時に~などという記述の仕方が一般的に定着していかない、あくまで奇を衒った飛び道具程度の扱いにとどまっているのは、結局のところ、そういう記述がそれほど優れているわけでもないことの証拠のようにも思います。
実際、倉山氏自身にしてみたところで、こちらのシリーズもこちらのシリーズも、世界史と日本史が上手くリンクしているとはとうてい言い難いようにも思います。応仁の乱のどこが「世界史」でしたっけ?

まあ、「志」としては理解できる話ではありますので、国際情勢とリンクした日本史なり、日本が登場する世界史なりの、きちんとした記述の実現には期待したいところですが……
しかし、たとえば、東アジア史としての日本史ニダ~というのが、どういう愚劣な政治的偏向・歪曲・捏造の道具だったかを思えば、どんな記述をするにせよ、肝心なのは「事実」にもとづくまっとうな歴史観であって。
動画で触れられている白村江など、「日本史」にどの外国が登場するか、どの「キャラ」が登場するか程度の話なら、所詮、技術的な問題にすぎないようにも思います。
(対外戦争の歴史教科書記述にまともに敵国が登場しないというのは、世界史と日本史が云々以前の問題外のような気もしますしねぇ)

まあ、こんな穴埋めやっつけ動画にまじめにアレコレいうこともないのでしょうが。
一応、それでも本の宣伝のはずでしょうに、購買意欲がそそられなくて困ります。
誰も教えてくれない 真実の世界史講義 古代編
posted by 蘇芳 at 00:54| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする