2017年02月16日

【動画】同期の桜(ロングバージョン) 松方弘樹


言わずと知れた名曲中の名曲。
歌っている人がある意味タイムリーですが。わりと軍歌の録音も多い人だったようですね。


動画概要:
2017/02/13 に公開
昭和44年に大映レコードから出した「同期の桜(ロングバージョン)」です。

4番の歌詞はわりと割愛されて歌われることが多いですが、実は5番まであるそうで。動画はその完全版。
天は人の上に人を造らず:同期の桜
4番が割愛される理由というのはいろいろあるでしょうが、まあ、最後を5番の歌詞で〆てさえくれれば途中経過が多少変わっても文句はありません。

ただ……

気をつけないといけないのは、時々、割愛の仕方がおかしい録音もあるようで。
私の手元にある「決定盤!! 「日本軍歌」ベスト」に収録されている「同期の桜」は、なんと、1番から4番までが歌われて、よりにもよって5番が割愛されています。

思想信条の自由か機械的なブツ切りかは知りませんが、靖国神社で咲いて会わない同期の桜にどれほどの魅力があるのか、個人的にはすこぶる疑問。
「あれほど誓ったその日も待たず なぜに死んだか散ったのか」で終わっては、話が当事者間の友情だけで完結してしまいます。
しかし、靖国の約束があれば、話はそこで完結することなく、未来へとつながっていくように思います。何となれば、靖国の約束は、将来の祭祀の継続を前提にしており、その「継続」を任されているのは、後世の私たち自身なのですから。

国のために散った人たちが、靖国で会おうと約束していたというのなら、その靖国を大切に守りつづけていくことは、彼らの犠牲の上に生き延びたすべての者にとって、当然の義務であり、倫理というものでしょう。
つまるところ、この歌の5番の歌詞は、聴く者に「鎮魂の誠」という義務を、倫理を、直截的に突きつけてくる迫力があり、それが、この歌が長く愛されつづけてきた理由の一つではないのか、と、個人的には思うのです。勝手な思い込みかもしれませんが。

何にせよその5番を割愛した録音というのは……政治的意図までは勘繰らないにしても、やはり、尻切れトンボ感がハンパなく、しかも歌ってるのが「旧海軍軍楽隊有志」だっただけに余計に残念でした。
軍歌の録音というのも、バリエーションが多いだけに、探すときには注意が必要なようです。

きちんと5番まで歌ってくれさえすれば、別に、今さら4番を割愛することもなさそうなものですから、原典尊重の観点からも、このさい、動画のロングバージョンが定着すれば…………まあ、それはそれで今さらですかね💧
posted by 蘇芳 at 02:03| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする