2017年02月10日

【動画】じっくり学ぼう!世界近代史 第3回「15世紀の世界 世界最初の絶対主義 足利義教と室町幕府の真実」


チャンネルくららから「じっくり学ぼう!世界近代史」。



とりあえず皇位簒奪未遂の大逆人、義満・義嗣の罪状を棚に上げて、義持を左翼の国賊呼ばわりしていれば世話はありません。朝廷に恭順し、義嗣を討ち、結果的に皇統を護持した義持が「日本人に好かれる」理由を、「人柄」という見てきたようなナントヤラに還元すること自体、余分な妄想のようにも思えます。いったい、逆賊・義満との対照で義持を評価する人の誰が、彼の「キャラ」などを気にしているのでしょうか?

悪の論理に学べ、というのは、あまりにもお花畑な世相にはそれなりのインパクトを持ちうるのでしょうが、政治の効用はあくまで手段であって目的ではありません。
倉山氏のお好きなアニメで譬えるなら、ギレン総帥万歳、という後付け設定祭りと大して変わらない、中二病的な寒いノリを感じる動画でした。
世界一わかりやすい地政学の本 世界のリーダーの頭の中 (Knock-the-knowing)



追記:
ちなみにどうでもいいですが、個人的には倉山氏は皇室の政治的効能を論理的に認めてはいるのでしょうけれど、皇恩の篤きに生理的に感激するような感性の持ち主ではない、という印象を持っています。
「愛国者」ではあっても「尊皇家」ではない、といってもよいでしょうか。
何なら「保守」の「唯物論者」とでも言うべきか。
今回の動画に見る通り、「天皇家」という言い方にこだわる「バカ」を公衆の面前で罵倒できる感性の持ち主ですし、こちらでは孝明天皇に不敬の言辞も多々見られました。
そもそも、チャンネルくららの動画はわりとたくさん見てきましたが、倉山氏が社交辞令以上の形で皇室への崇敬を口にされた動画というのも見た記憶がありません(断言)、逆に社交辞令だな~とあからさまに感じる発言はありましたがw
まあ、真相はどうかわかりませんし、尊皇の心を見せびらかす奴のほうがかえって胡散臭いということも多々あるでしょう。倉山氏ももしかしたらものすごい熱誠を内に秘めておいでなのかもしれませんがw
少なくとも、いくつかの著書や動画を通してみた限り、私には倉山氏の「キャラ」はそう見えます、ということで。
歴史上の赤の他人の「キャラ」をさんざんネタにしているのですから、ご自身の「キャラ」についてもそれくらいの感想は甘受してくださいというところです。