2016年12月22日

【動画】学校では教えない台湾と日本の「本当の歴史」 【CGS 神谷宗幣 李久惟 第82回-2】


CGSから「CGS 神谷宗幣」シリーズ。


動画概要:
2016/12/20 に公開
今回は「台湾の成り立ち」に焦点を当てて、盛りだくさんの内容をお話しします。
台湾人のルーツ・オランダ時代・日本時代といった長いスパンでの歴史から、台湾人の国家意識・台湾の反日教育・戦後国民党がやったこと・李登輝さんの功績といった近現代の政治の動きまでも解説頂きました。
中国や韓国のように、台湾でも反日教育が行われたというのですが、台湾人は少し中国・韓国とは認識が違うようです。

こちらこちらで記紀に見る「海」について少し無理やり触れておきましたが……

そもそも天孫・瓊瓊杵尊が天降られるのは南国・九州。
その御后となられるのは木花咲耶姫(木花之佐久夜毘売)ですが、姉の石長姫の悲話は、人間の寿命にかかわる物語で、類型としては「バナナ型神話」に分類されます。
wiki情報で恐縮ですが、「東南アジアやニューギニア」に広く見られる神話であり、沖縄はもちろん、フィリピンなどにも類例の伝承はあるそうで。沖縄―フィリピンといえば、台湾はちょうどその中間に位置します。
次の世代、山幸彦(火遠理命・彦火火出見尊)が旅するのは「海神国」。その海の姫を娶って生まれるのが鵜草葺不合命。
その鵜草葺不合命がさらに海神国の姫を娶って生まれるのが、神日本磐余彦天皇=初代神武天皇。

要するに、日向三代の日本には、南方海洋文化の痕跡が明らかであり、台湾もまた共にその文化圏のなかにあり、相互にさまざまな交渉・交流があったことは、間違いないのではないでしょうか。

古代日本の「ルーツ」といえば、ひたすらアルアルニダニダと汚らわしい歪曲と捏造と偏向にばかり励む反日勢力が目立ちますし、それらを駆逐することは必要不可欠ですが……
反対に、近代史のみに注目して、「未開」「野蛮」の台湾に対する恩着せがましい自慢史観に陥るのも、ホドホドにしておくべきかもしれません。
いわゆる「欠史八代」ではありませんが、こちらでもこちらでも述べたように、古い歴史が「わからない」ことと「実在しない」こととはまったくもってイコールではありません。
台湾原住民の「長い」歴史と伝統にも、応分の敬意を払うべきでしょう。
もっとも、その「台湾原住民の長い歴史と伝統」に初めて学問的な光をあてたのも、こちらで言及されていたとおり、やはり日本人であり、そのことは誇ってよいとも思います。

しかしてその「台湾原住民の長い歴史と伝統」に大きな断絶をもたらしたのが、近現代の激動だったかもしれません。
邪悪な世界の激動から無縁なまま、世界史に登場することもなく、昔ながらの静かな生活を続けていられれば、そのほうがシアワセという考え方もあるでしょう。
しかし、日本にも、台湾にも、もはやそのような「贅沢」は不可能となってきたのが、19世紀~20世紀初頭の国際情勢だったとすれば……
幕末以来の日本自身の苦難と栄光も、台湾と同じその「激動」のなかにあり、その日本の行動が、またその「激動」にフィードバックされてもいった、というべきではないでしょうか。

その「激動」のなかで、台湾にとって、オランダや清朝とは根本的に異なる「日本」との出会いが、どのような意味を持っていたのか?
一度は問いかけてみるべき問題のように思います。
そして、現代の台湾人自身の口から、その問いの答えとして積極的な評価を聞く機会があるのは、両国にとって素晴らしいことに違いないでしょう。あるいはそれこそは両国にとっての「誇り高い」歴史、その成果というべきかもしれません。
動画で語られているように、台湾が、公的には某大陸・半島にも劣らない捏造の反日教育にさらされつづけてきたことを思えば、なおさら、台湾の親日は奇跡的なことに思えます。
それを支えてきた台湾の精神性には(彼らはしばしばそれを「日本精神」と言ってくれますが)、むしろ、かえって私たち日本のほうが学ばなければならないのではないでしょうか。

前回のこちらで、日米台三ヵ国で次々に実現した政権交代について、世界的な「変革の流れ」のなかでみるべきではないかと書きましたが……
その「変革」は、当然、歴史認識にもかかわってくるでしょう。
米国保守派の歴史認識が反米リベラルの捏造と大きく異なっていることは、江崎道朗氏のシリーズなどでつとに見てきたところ。
台湾の歴史認識についても、今回の動画で李久惟氏が語っている「台北の門は台湾人が開けた」という「史実」などは、こちらのような「親日」的な台湾の番組でさえまだ語られていなかった認識。
一事が万事とまでは言いませんが、これは、あるいは台湾においても、歴史の真実の回復が、その後さらに進展しているという一例なのでしょうか?

つまるところ、日米台三ヵ国に次々に政権交代をもたらした世界的な潮流は、第一義的には各国が政治的・軍事的・経済的に祖国を「取り戻す」ことを目指すものかもしれませんが、それはまた同時に、祖国の「歴史」を「取り戻す」こととも、不可分であるのではないでしょうか。

反日反米反台勢力との戦いは、軍事的・経済的な戦争であると同時に、「歴史戦」でもあり、日米台の愛国保守勢力はその戦線における共闘の可能性と必要性を自覚すべきなのかもしれません。
台湾《日本語世代》がどうしても今に伝え遺したい 日本人に隠された《真実の台湾史》 韓国は「嫌日」なのに台湾はなぜここまで「親日」なのか? (Knock‐the‐Knowing)
posted by 蘇芳 at 16:05| 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする